2018年2月8日(木)

茨城県産3例目 「柔甘ねぎ」GI登録 JA水戸

生産者増に期待

上月良祐農林水産大臣政務官(左)から登録証を受け取るJA水戸の八木岡努組合長(同JA提供)
上月良祐農林水産大臣政務官(左)から登録証を受け取るJA水戸の八木岡努組合長(同JA提供)

農林水産省は7日、農林水産物や食品を地域ブランドとして保護する「地理的表示保護制度(GI)」に、JA水戸の「水戸の柔甘(やわらか)ねぎ」を新たに登録した。茨城県内産品の登録は江戸崎かぼちゃ(稲敷市など)と飯沼栗(茨城町)に続き3例目。産地は「自信と誇りになる」とブランド力向上や生産者の増加に期待した。

柔甘ねぎは軟白部分が一般的なネギより1・3〜1・6倍ほど長く、曲がりが少ないのが特徴。柔らかく甘みがあり、辛みやえぐみが少ないため、緑の部分まで生で食べられる。

登録された産地は水戸市のほか城里町と茨城町。栽培には遮光フィルムで覆うなどの技術を使う。産地では、水はけが良く保水性のある土や、冬場の日照時間などの条件がそろい、全長約140センチになるネギ栽培を可能にした。

栽培は1981年に生産者4人で試験的に始まった。一時中断されたが96年に再開。現在は「水戸地区ねぎ生産部会柔甘ねぎ部」(21人)が取り組む。収穫期は11〜3月と4〜7月。2016年度の栽培面積は計約3・7ヘクタールで、出荷量は約162トン。

出荷先は水戸中央青果、東京青果、金港青果、長野県連合青果の4卸売市場で、価格は一般的なネギと比べ、約1・7倍で取引される。出荷額は16年度、初めて1億円を突破した。

同日、農水省で上月良祐農林水産大臣政務官から同JAの八木岡努組合長に登録証が手渡された。

八木岡組合長は「産地の努力が実った」と喜び、「認証をきっかけに新たな生産者が増えることを期待している」と力を込めた。園部優部会長(61)は「夢のようで大変うれしい。これからもおいしくて安心安全なものを届けられるよう、自信と誇りを持って生産していく」と語った。

水戸市の高橋靖市長は「生産者らがこれまで地道に取り組んできただけに、登録は大変うれしく思う」などと、地元特産品の登録を喜んだ。

農水省のGI登録は34道府県の58品目と海外1品目の計59品目になった。(磯前有花、前島智仁)

出荷前に生産者らのチェックを受ける「水戸の柔甘ねぎ」=水戸市飯島町
出荷前に生産者らのチェックを受ける「水戸の柔甘ねぎ」=水戸市飯島町

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