2018年2月13日(火)

友好都市協定、交流拡大へ つくばみらい市と千葉県香取市

林蔵、忠敬、偉業後世に

締結式で握手を交わす片庭正雄つくばみらい市長(右)と宇井成一香取市長=千葉県香取市
締結式で握手を交わす片庭正雄つくばみらい市長(右)と宇井成一香取市長=千葉県香取市

江戸時代の探検家、間宮林蔵(1780〜1844年)の出身地であるつくばみらい市は、2年前に千葉県香取市との間で結んだふれあい交流協定を友好都市協定に格上げ、締結した。香取市は日本全土の実測地図を初めて作製した伊能忠敬(1745〜1818年)ゆかりの地。今年は忠敬没後200年の節目の年。両市は今回の協定を機に、さらなる交流拡大を目指していく方針だ。

間宮林蔵は伊能忠敬から測量技術を学び、樺太(サハリン)が大陸に続く半島ではなく、島であることを確認。「間宮海峡」として日本人で唯一、世界地図に名を残した。

忠敬は日本全国を測量して歩き、「大日本沿海輿(よ)地全図」を完成させ、国土の正確な姿を初めて明らかにした。林蔵に測量術を教えた立場でもあり、北海道を測量した林蔵の協力で、同地図が完成したとされる。

2人は当時、家族ぐるみの付き合いをしていたといい、林蔵が江戸の忠敬の家を訪れ、孫の教育を行っていたこともあるという。

こうした歴史を踏まえ、両市は2016年3月にふれあい協定を締結。昨年2月には香取市がつくばみらい市に対し、所有する北海道部分の大図をパネルで貸し出し、公開するなど友好を深めてきた。

今回はその関係を友好都市協定に格上げした。今後は、教育や文化、産業など幅広い分野で交流を図り、香取市が計画する忠敬没後200年の記念事業には、つくばみらい市が協力することも予定されている。

香取市内であった締結式で、つくばみらい市の片庭正雄市長は「今後も両市で連携しながら、2人の偉業を後世に伝承していきたい」とあいさつ。香取市の宇井成一市長も「忠敬没後200年という節目での協定。時空を超えた巡り合わせを感じている」と述べた。

現在、つくばみらい市上平柳に間宮林蔵記念館、香取市佐原に伊能忠敬記念館があり、両館がそれぞれ郷土の偉人の功績を紹介している。  (今橋憲正)

全国・世界のニュース

2018 年
 5 月 23 日 (水)

メニュー
投稿・読者参加
サービス