2018年2月14日(水)

宇宙での実験中継 国際宇宙ステーション「きぼう」から金井さん

茗渓学園高と並木中教校考案 中継に生徒歓声

宇宙での実験を披露する金井宣茂さんの中継映像
宇宙での実験を披露する金井宣茂さんの中継映像

国際宇宙ステーションに滞在している宇宙飛行士の金井宣茂さん(41)が13日、茗渓学園高と県立並木中等教育学校の生徒らが考案した実験に取り組んだ。両校の生徒8人が、中継を結んだつくば市千現の宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターで実験の様子を見守り、「予想と違った」「興奮している」などと歓声を上げた。

金井さんは日本実験棟きぼうから考案者ら約30人に向け「楽しんで」とあいさつ。前後左右へ自在に動くなど無重力での生活に慣れた様子を見せながら、茗渓学園高が提案した「針金ゴマの挙動」と、並木中教校の「紙バネの動き」など8件の実験を披露した。

茗渓学園高の実験は、針金を丸い輪にした「針金ゴマ」が宇宙でどう動くのかを試した。生徒らは円形の中に重りを付けたこまが宇宙空間で逆立ちすると予想。3種類用意したこまのうち一つは狙い通り逆立ちした。同校の村上義典さん(16)は「残り二つが逆立ちしなかった原因を今後考えたい」と話した。

並木中教校は、紙をらせん状に切った「紙バネ」が無重力でどのような動きをするのかを試すもの。硬さの違う2種類の紙のうち、軟らかい紙を伸ばすと伸びたままになると予想したが、地上と同じように戻った。予想と異なる結果を見て、同校の藤田宏貴さん(17)は「宇宙で紙が破れるのではと心配したが、素晴らしい動きを見ることができた。宇宙の神秘を感じた」と述べた。

実験内容は、アジア各国の宇宙利用を促す目的でJAXAが昨年募集。日本やインド、シンガポールなど7カ国の中高生や若手研究者から169件が集まった中から、両校の提案も選ばれた。 (高阿田総司)

金井宣茂さんの宇宙での実験に拍手を送る茗渓学園高の生徒ら=つくば市千現
金井宣茂さんの宇宙での実験に拍手を送る茗渓学園高の生徒ら=つくば市千現

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