2018年2月14日(水)

東海第2適合審査 数値確認、再発防止求める 規制委

「位置データ誤り」議論

【AD】

原子力規制委員会は13日、日本原子力発電(原電)東海第2原発(東海村白方)の新規制基準適合審査の第89回会合を開き、核燃料の位置を示すデータが誤っていた問題を議論した。今後は引用する数字の根拠を確認し、審査資料内の修正などを早期に行うとした原電に対し、規制委は現場の状況と図面の一致は安全の出発点だとして、数値の確認や再発防止を徹底するよう求めた。原電は、再発防止策などをまとめた報告書を2月末〜3月上旬に提出する方針を示した。

問題は1月11日の原子力規制庁の指摘で発覚。原子炉圧力容器の底から原子炉に装填(そうてん)された核燃料の先端までの高さについて、規制委に提出した審査資料に正しい値と実際より5・1センチ低い値の二つが混在した。

原電側は原因について、1978年の運転開始前に核燃料の仕様を変更した際、全部門に情報が共有されなかった可能性を指摘。長年気付かなかったのは、誤った数値が書かれた図面には「参考値」と書かれていたが、正しい数値と思い込んで正しい図面と照合しないままとなったなどと説明した。

その上で、仕様変更の際には、全部門で情報共有を徹底するとし、審査資料内の数値の早期確認を進めると強調。また、参考値を使う場合は、複数の資料で確認することなどを社内規定で定めるとした。

規制委側は、原因分析の経過や社内での情報共有の方法などを確認。山中伸介委員は「図面や寸法の管理は発電所の安全性を考える上で、第一の出発点だということを肝に銘じてほしい」と述べた。

同日、運転延長審査の第2回会合も開かれ、原電は運転延長に必要な圧力容器内の「特別点検」が誤った数値で行われたことから、追加の点検を3月下旬から1カ月程度行い、4月下旬にも結果を報告する方針を示した。 (高岡健作)

全国・世界のニュース

2018 年
 4 月 20 日 (金)

メニュー
投稿・読者参加
サービス