2018年2月14日(水)

平昌冬季五輪 スピード1500、5位 小田滑走、大健闘

水戸の仲間、歓喜

藤野裕人さん(右)や小川拓朗さん(左)と肩を組む小田卓朗選手=昨年3月、水戸市内
藤野裕人さん(右)や小川拓朗さん(左)と肩を組む小田卓朗選手=昨年3月、水戸市内

本県から五輪のリンクに立った小田卓朗選手(25)=開発計画研究所=が大健闘し、5位入賞を果たした。平昌(ピョンチャン)冬季五輪第5日の13日、スピードスケート男子1500メートル。これまで切磋琢磨(せっさたくま)してきた仲間の選手や県内スケート関係者が熱い声援を送る中、夢の大舞台で持ち前の力強い滑走を見せた。

「入賞だー」「よくやった」-。小田選手が所属する水戸市白梅の同社は、歓喜に包まれた。県スケート連盟会長で社長の井上忍さんは「この日のために、どれだけ厳しい練習を重ねてきたことか。本当によくやった」と喜んだ。

同連盟によると、本県所属選手が五輪の同競技に出場するのは初めて。メダルには届かなかったものの、入賞の快挙となった。

小田選手は北海道出身。山形中央高(山形県)時代は、全日本距離別選手権1500メートルで、高校生として大会初となる優勝を果たした。期待が増す一方、進学した早大では伸び悩みも指摘された。

2016年春、同社に所属し、猛練習を重ねた。夏場の自転車トレーニングでは100キロ以上走ることもあった。「きつい練習でも持ち前の意識の高さと、徹底した自己管理で五輪出場の夢を見失うことはなかった」(井上さん)

努力が実る。昨年2月の札幌冬季アジア大会1000メートルで国際大会で自身初の金メダル。1500メートルでも銀メダルを獲得した。12月のワールドカップ(W杯)第3戦では両種目の日本記録を更新。平昌五輪代表選考会では両種目で国内最高記録をマークするなど、この1年で急成長した。

仲間にも刺激となった。同社所属の帰山雄太さん(28)は1日の冬季国体スピードスケート成年男子5000メートルで優勝。県競技力向上対策本部所属の藤野裕人さん(24)は同1000メートルで2位。abcdrug(つくば市)所属の小川拓朗さん(22)は4日の全日本選手権で総合2位に入った。

帰山さんは「五輪出場に負けられないと思った」。藤野さんも「彼は高校時代から飛び抜けて速かった」と意識してきた。

茨城国体を来年に控え、切磋琢磨する仲。プライベートでは、よく食事や遊びに行く。試合前は重圧で思うように食事できない選手が多いが、小田選手について、帰山さんらは「レース前日でもがつがつ食べる」「常に平常心を保てるところがすごい」と驚く。

23日に1000メートルが残る小田選手。持ち前の平常心でメダルに挑む。 (矢幡佳那子)

小田選手に声援を送る県スケート連盟会長の井上忍さん(右)と久野篤理事長=水戸市白梅
小田選手に声援を送る県スケート連盟会長の井上忍さん(右)と久野篤理事長=水戸市白梅

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