2018年2月15日(木)

筑波鉄道振り返る 開業100年企画展 桜川

行き先板や時刻表、写真

実際に使われていた駅の看板や時刻表など貴重な品が並ぶ=桜川市真壁町真壁
実際に使われていた駅の看板や時刻表など貴重な品が並ぶ=桜川市真壁町真壁

JR常磐線土浦駅と水戸線岩瀬駅を結んでいた筑波鉄道開業から今年で100年。同鉄道の歴史を振り返る企画展「追憶の筑波鉄道〜鉄道から自転車道へ」が、桜川市真壁町真壁の真壁伝承館歴史資料館で開かれている。市内外から集めた貴重な写真や品々100点を展示。市民の生活に根付いていた同鉄道の姿が浮かび上がる。5月6日まで。

筑波鉄道は1918(大正7)年開業。土浦-岩瀬間40・1キロメートルを結び、全部で20駅あった。沿線住民の重要な足として利用されていたが、自動車の普及とともに利用者が減り、87年3月31日、廃線となった。現在は、自転車道「つくばりんりんロード」として親しまれている。

企画展では、同館所蔵のほか、市内外から集めた行き先表示板や駅の時刻表、看板、記念切符、開業当時の携帯時刻表など、大小さまざまな関連品が並ぶ。関東鉄道社員で、最終列車の車掌だった故石塚吉保さんの制帽3点も、辞令とともに飾られている。

同鉄道が通過していた小田城と真壁城の遺跡から出土した鉄くぎや汽車土瓶、牛乳瓶なども興味深い。

写真は、インターネットからも幅広く集めた。当時の写真と同じアングルから撮影した写真を並べ、今昔をたどるコーナーもある。

企画展を担当した同市生涯学習課の越田真太郎さん(42)は「当時を知る人は懐かしく思い出してもらい、現在の様子と見比べてもらえたら。知らない人は地元にこんな鉄道があったことを知ってもらえたら」と願いを込め、「公共交通の意義についても考えるきっかけとなれば」と話している。

入館無料。会期中無休(臨時休館除く)。同館(電)0296(23)8521

(平野有紀)

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