めぶきフィナンシャルグループ(FG、寺門一義社長)の技術商談会「ものづくり企業フォーラム2018」が20日、つくば市竹園のつくば国際会議場で開かれた。取引先の開拓や販路拡大を目指す常陽、足利両銀行の取引先企業など約千社が参加し、大手メーカーや中小企業担当者に自社製品や技術を売り込んだ。

同FG開催として2度目となる今回は、企業のマッチング支援に加え、先進的な技術情報を発信するため、さまざまな企画を用意。自動車メーカーSUBARU(スバル)や関連企業の自動車・航空機関連技術の紹介や、県が企業と連携して実施しているロボットの実用化実証実験、日本貿易振興機構(ジェトロ)が支援する地元企業の海外展開事例発表などが行われた。

大手や出展企業との取引を希望する企業の事前予約商談会は前回から90件増の480件に上り、両行の取引先企業同士の商談も前回から2割増の123件と活況だった。

寺門社長は「地域産業を代表するものづくり企業の役に立ち、従来以上にビジネスマッチングや地域の技術を発信するプラットフォーム(基盤)として成長させていきたい」と述べた。　(松崎亘)