2018年2月21日(水)

大観や波山など2500点 筑西に「広沢新美術館」 隈氏が設計

広沢新美術館(仮称)の上空から見た完成予想図
広沢新美術館(仮称)の上空から見た完成予想図

横山大観や板谷波山ら日本を代表する作家の美術品約2500点を収蔵、展示する私立美術館「広沢新美術館(仮称)」が2020年、筑西市大塚に開設される。設立するのは金属プレス加工・精密金型設計製作の広沢製作所(つくば市)。設計は新国立競技場を手掛ける建築家の隈研吾氏(63)が担う。私立美術館は県内では数少なく、本県の文化発信や観光拠点として期待される。

大観や波山のほか、棟方志功、森田茂、鶴岡義雄、松井康成など日本を代表する画家や版画家、陶芸家の作品を展示する予定。いずれも同社を中心とした広沢グループが所蔵する。

同グループの広沢清会長(79)は約20年前から美術館設立の構想を温め、建築に生かそうと全国から自然石を集めてきた。建物は上空から見ると三角形の斬新なデザインで、外壁には総量約5千トンの自然石を積み上げる。

敷地面積は約9837平方メートル、鉄筋コンクリート平屋建てで、延べ床面積約498平方メートル。総工費は約7億円。建物は7月末の完成予定で、20年の開館に向けて運営体制を整備する。

同所周辺では今年、筑西幹線道路が3月1日に開通し、新中核病院「県西部メディカルセンター」が10月に開院する予定。

同市には、しもだて美術館や板谷波山記念館などがあり、こうした各文化施設と連携した誘客にも地域の期待が集まる。須藤茂市長は「地域発展の起爆剤となることを期待している」と歓迎する。

上棟式が20日、同所で開かれ、広沢会長や隈氏、施工関係者らが出席した。

広沢会長は「なるべく地元の作家の作品を展示し、芸術家の集まる場所にしたい」と意欲。隈氏は「集められた石を見てびっくり。石をテーマにした美術館にしたい。世界に例のない建築ができる。景色も楽しんでもらえる開かれた美術館にしたい」と語った。

(冨岡良一)

外壁には自然石を数多く使用
外壁には自然石を数多く使用

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