2018年3月1日(木)

境町、ドローン活用など講座 農家の経営力強化支援

担い手育て収益拡大へ

ドローンの操縦を練習する参加者=境町長井戸
ドローンの操縦を練習する参加者=境町長井戸

境町は、経営力の強化に取り組む農家への支援に乗り出した。小型無人機ドローンの活用や新時代の農業について学ぶ講座を開催し、費用の一部を補助。担い手不足や国の生産調整(減反)の廃止など農業を取り巻く環境の変化を見据え、レベルの高い担い手を育成し、販路や収益の拡大につなげる。

同町は昨年3月、農業コンサルティングなどを手掛ける舞台ファーム(仙台市)と包括連携協定を締結。町内の農家に次世代型の農業経営を学んでもらうため、本年度、同社による講座を全12回開いている。内容は、おいしいコメ作りや農業生産工程管理(GAP)などさまざまだ。

ドローンの活用推進は協定に基づく事業の一環。舞台ファームの関連企業「SENDAIドローンファーム」による講座が2月21〜23日の3日間、同町長井戸の町勤労青少年ホームで開かれ、若手を中心に農家15人が参加した。受講料の一部を町が補助した。

参加者は3日間(仙台の本校は4日)の受講を経て、民間資格の「無人航空機操縦士」と「安全運行管理者」の取得を申請できる。

ドローンファームの菊地守社長(47)は、農業へのドローン導入の利点を「広い面積を歩かずに作物の生育状況を上空から見られるほか、田畑のうちどの程度出荷できるかを確認するのに役立つ」と説明。ドローンに関する基礎知識や法令のほか、操縦する際の安全確保の手順を参加者に徹底的に教え込んだ。

参加者の果樹園従業員、長谷川幸紀さん(59)は「上空から一目瞭然で生育状況が分かるのでいい。早ければ1年以内の導入を検討している」と話した。

町農業政策課は「農家の方が、今後どのような営農をしていきたいか考える意識につなげられたのは大きい」と舞台ファームとの連携事業の効果を強調。新年度以降も事業を継続するとともに、一般の人が農業を手伝う「農業サポーター」制度の導入なども検討する考えだ。(小原瑛平)

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