茨城大は6日、前期日程の合格者を発表した。合格したのは、全5学部の受験者計2256人(前年比230人増)のうち、1026人(男650人、女376人)だった。

水戸市文京2丁目の同大水戸キャンパスでは午後1時、合格者の受験番号が書かれた掲示板の幕が下ろされると、受験生などから「あった」「やった」「受かった」と歓声が上がり、記念撮影したり保護者と抱き合ったりする姿が、見られた。漕艇部の在学生も万歳三唱で新しい仲間を歓迎した。

教育学部に合格した日立市の山田空(しえる)さん(18)は「受かるかどうか不安な毎日だったのでうれしい。子どもと向き合える先生になりたい」と将来の抱負。山田さんと幼なじみで同市の武沢彩さん(18)は理学部に合格し「4年間で積極性を身に付けたい」と話した。

同大によると、合格者のうち県内高校出身者の割合は46・4%(476人)。県外は千葉県87人、栃木県60人、東京都57人が多かった。現役生が85・3%(875人)を占めた。後期日程の試験は12日に実施し、合格発表は21日。入学式は4月5日の予定。(鈴木剛史、写真は菊地克仁)