古河の病院にヘリポート 開設祝い記念式典 災害時も活用
古河市東牛谷の友愛記念病院(加藤奨一院長)にヘリポートが開設され、同病院で10日、記念式典が開かれた。救急医療用のドクターヘリのほか、防災用や自衛隊のヘリコプターも離着陸でき、出席した関係者が周辺地域の救命や災害活動に効果を発揮する施設の誕生を祝った。
病院北側駐車場の隣に整備されたヘリポートは、面積約1900平方メートル、総工事費は約2500万円。県内でヘリポートを常設する医療機関は16カ所目で、古河、下妻、坂東、八千代、境、五霞の6市町エリアでは初。
2次医療機関の同病院では、心疾患や脳疾患などの急患を、3次医療機関の獨協医大病院(栃木県壬生町)や自治医大付属病院(同県下野市)、筑波大付属病院などに搬送したり受け入れたりする運用を想定している。
これまでは、同病院から直線で約1・3キロ離れたサッカー場に離発着していた。一刻を争う急患の処置を行うため、特に循環器系の医療関係者から開設が望まれていた。
式典には約50人が出席し、同病院を運営する県民生活協同組合の横塚安吉理事長は「開設を機に、一人でも多くの人の救急救援ができることを期待している」とあいさつ。
大井川和彦知事は「救急医療体制の強化は、県民や近隣県にとっても大変ありがたい。災害時にも活用できることは、県と古河市などとの連携強化にもつながる」と述べた。
式典後には、ヘリコプターの遊覧試験飛行が行われ、永岡桂子衆院議員や針谷力市長たちが試乗した。
(溝口正則)
病院北側駐車場の隣に整備されたヘリポートは、面積約1900平方メートル、総工事費は約2500万円。県内でヘリポートを常設する医療機関は16カ所目で、古河、下妻、坂東、八千代、境、五霞の6市町エリアでは初。
2次医療機関の同病院では、心疾患や脳疾患などの急患を、3次医療機関の獨協医大病院(栃木県壬生町)や自治医大付属病院(同県下野市)、筑波大付属病院などに搬送したり受け入れたりする運用を想定している。
これまでは、同病院から直線で約1・3キロ離れたサッカー場に離発着していた。一刻を争う急患の処置を行うため、特に循環器系の医療関係者から開設が望まれていた。
式典には約50人が出席し、同病院を運営する県民生活協同組合の横塚安吉理事長は「開設を機に、一人でも多くの人の救急救援ができることを期待している」とあいさつ。
大井川和彦知事は「救急医療体制の強化は、県民や近隣県にとっても大変ありがたい。災害時にも活用できることは、県と古河市などとの連携強化にもつながる」と述べた。
式典後には、ヘリコプターの遊覧試験飛行が行われ、永岡桂子衆院議員や針谷力市長たちが試乗した。
(溝口正則)