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特産イチゴで新スイーツ 鉾田・旭中生徒が考案

中学生が考案した「特製イチゴもなか」(中央)
中学生が考案した「特製イチゴもなか」(中央)
考案したスイーツを試食する中学生たち=水戸市千波町の「オー・ボン・ヴィヴェール」
考案したスイーツを試食する中学生たち=水戸市千波町の「オー・ボン・ヴィヴェール」


中学生がスイーツ開発-。鉾田市立旭中学校(清水政信校長)の1年生が、同市特産のイチゴを使ったスイーツを企画した。生徒たちは昨年春から、授業で市内の農業や食に関する学習に取り組んでいた。13日には水戸市内のフランス料理店で試食会が開かれ、生徒たちは自分たちで考えたスイーツに舌鼓を打った。


同中では本年度、1年生の「総合的な学習の時間」で、地域の魅力を学んで鉾田を盛り上げる企画書作りを実施。イチゴをテーマに、生徒83人が農家の話を聞いたり、菓子店のパティシエなどにインタビューしたりしながら、イチゴの生産や加工、流通などについて学んできた。取り組みは同中と市産業経済課、市産地ブランドアップ振興協議会が主催した。

商品開発を担当した5人は、イチゴを素材にタルトやスポンジケーキ、ゼリーなどスイーツのメニュー数点を考案。試食会は水戸市千波町のフランス料理店「オー・ボン・ヴィヴェール」で開かれ、佐藤正信シェフから、考案商品の講評も受けた。

生徒たちのアイデアを基に佐藤シェフが作ったのは、特製のあんこクリームの上に採れたてイチゴを乗せた「特製イチゴもなか」。テーブルにはイチゴのパイやシャーベットなども並び、生徒たちは目を輝かせながらスイーツを頬張った。

もなかのアイデアを考案した橋本怜奈さん(13)は「もなかは和風のイメージだが、洋風にしてみたかった。シェフが工夫してくれたおかげで、すごくおいしかった」と笑顔。鉾田市の魅力についても「地味なイメージだったが、鉾田のイチゴが高級店で使われていることを知ってうれしくなった」などと話した。(大平賢二)

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