2018年3月14日(水)

鼓から先祖の名旧家6人を判読

おはやし保存会 筑西

明治30年に製作された鼓の胴の内側。寄贈者6人の中に「礒田慶治」の名が読める。鼓を持つのは礒田修之さん=筑西市関本下
明治30年に製作された鼓の胴の内側。寄贈者6人の中に「礒田慶治」の名が読める。鼓を持つのは礒田修之さん=筑西市関本下

筑西市関本下のおはやし保存会「下町おはやし会」が、同会の保管する鼓の胴=明治30(1897)年製作=の内側に、今も地域に住む家族の先祖の名が記されているのを発見した。会員らがおはやし保存への決意をあらためて深めている。

墨書きのある鼓の胴は直径約11センチ、長さ約28センチで木製。若宮八幡神社境内の集落センター(同市同)に保管され、同地区の「関本の夏まつり」で「関本の祇園ばやし」を演奏するために使われてきた。関本の祇園ばやしは、大杉神社(稲敷市)に関係する「大杉ばやし」がルーツという。

墨書きは、約3年前に鼓の皮を張り替えた時に発見された。読み取れるのは礒田慶治、長沢佑平、岡崎誠市、大和田喜三良、須藤重作、大木清平の6人の名前。いずれも地域の旧家の関係者とみられるが、深く調べられてはいなかった。

同市関本下の礒田修之さん(45)が、墨書きを見た地域住民から「縁者ではないか」と伝えられたのが契機になった。「私の曽祖父の親と思う。びっくりした。おはやしが古い時代から受け継がれていることにあらためて感動した」と修二さん。

同会の滝田修二会長(62)は「若い人に会に入ってもらい、おはやしを守りたい。他のイベントへの協力など、新しい人が参加しやすくなる工夫をしていきたい」と語った。 (冨岡良一)

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