2018年3月14日(水)

「お礼は結果で返す」 中学卒業し仏に自転車留学

茨城町・明光中3年篠原さん 15日単身出発 級友がエール

渡仏する篠原輝利さん=昨年8月31日、茨城町小堤の町役場
渡仏する篠原輝利さん=昨年8月31日、茨城町小堤の町役場

県内ほとんどの公立中学校で卒業式があり、生徒たちが新たな道に歩み出していく中で、自転車競技のホープ、篠原輝利さん(14)=茨城町立明光中3年=が、本場フランスに渡る決意を固めた。卒業式が開かれた13日にはクラスメートから激励が寄せられ、「応援のお礼は結果で返す」と意気込む。15日に単身で成田空港から出発する。

篠原さんは昨年8月、全日本自転車競技選手権大会のU15(15歳未満)の部で優勝した実績を持つ期待の新星。今月の西日本チャレンジサイクルロードレースでも年上のライバルを抑えて2位になった。サイクルロードレースの最高峰ツール・ド・フランスで日本人初の個人総合優勝を目指して練習に励んでいる。

昨春には、強豪ひしめくフランスに遠征し、1勝を上げた。海外の選手を相手に火花を散らしたことで、「本場の空気に触れたい」と考えるようになり、今回の渡仏を決めた。現地ではフランス北西部のノルマンディー地方に拠点を置くチームに所属し、月5回の頻度で大会に臨む。スポーツ振興財団などの助成金を活用し、学業面では日本の通信制高校のカリキュラムを受講する。

卒業式後の学級活動では、友人らが取り囲み、「応援してるよ」「世界で活躍して」とエールを送った。篠原さんは「みんなが支えてくれたからここまでやってこられた。結果で応えたい。寂しいが本場でもまれてきたい」と力を込めた。活動を見守ってきた父親の浩一さん(46)も「むしろスタート地点。体に気を付けて頑張ってほしい」と話していた。

篠原さんは6月に一度帰国し、国内の主要大会に出る。この結果を踏まえて再度海外に赴くかを検討する計画だ。地元の茨城町も公式ホームページで篠原さんの近況を報告し、活躍をPRしていく方針。

(鈴木剛史)

クラスメートから激励を受ける篠原輝利さん(左)=茨城町谷田部
クラスメートから激励を受ける篠原輝利さん(左)=茨城町谷田部

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