2018年5月4日(金)

清酒輸出量2年連続増 本県16年 本年度から支援強化 国税庁調査

昨年11月にベトナムで開かれた食品展示会の本県ブース(県提供)
昨年11月にベトナムで開かれた食品展示会の本県ブース(県提供)

2016年に本県の清酒(日本酒)製造業者が輸出した清酒量は前年に比べ14・2%増の9万1600リットルだったことが国税庁がまとめた「清酒製造業者の輸出概況」で分かった。14年から実施されている調査で、本県は2年連続の増加となった。県でも本年度から輸出に向けた支援を強化し、さらなる輸出の後押しをしていく考えだ。


全国の輸出量は前年比11・4%増の1943万9303リットル。トップは兵庫県で762万9838リットル、次いで京都府333万9131リットル。本県は全国27位だった。

本県は50業者のうち38%に当たる19業者が輸出している。輸出清酒に占める吟醸、純米本醸造酒など特定名称酒の割合では、本県は78・2%で半数以上を占めた。

本県の清酒輸出量は14年が7万1629リットルで、15年は8万171リットル。関東信越国税局は「海外の日本食ブームなどが近年の日本酒の輸出を増加させている」としている。

県によると、現在の輸出相手国は米国やアジアなど。海外のマーケットに積極的な酒蔵が増加し、若い経営者が販路開拓に取り組む動きが出ているという。

県では日本酒を含む県産品の輸出に向け、16年度からベトナムをターゲットにした現地商談会やバイヤー招へい、食品分野の専門家による海外展開に向けたアドバイスを行ってきた。本年度は既存の事業に新たなターゲットとして、アジアの中で国内総生産(GDP)が高く、成長市場のシンガポールを加えた。米国などの販路を持つ国内商社との計4回の商談会も実施する予定。

県グローバル戦略チームの担当者は「県としても、海外に販路を求める事業者の取り組みを応援したい」と話した。 (磯前有花)

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