2018年5月16日(水)

神栖・波崎小で用紙メーカーが特別授業 児童ら選挙模擬体験

政治参加へ関心高める

模擬投票を体験する児童たち=神栖市波崎
模擬投票を体験する児童たち=神栖市波崎

子どもたちに選挙に関心を持ってもらおうと、神栖市波崎の市立波崎小学校(山口俊也校長)で11日、合成紙メーカーのユポ・コーポレーション鹿島工場(神栖市東和田、武田義幸工場長)による特別授業「選挙体験授業」が初めて行われた。子どもたちは、選挙の基礎知識を学んだり模擬投票を体験し、政治参加への関心を高めた。


同社は、投票用紙や選挙ポスターに使われる合成紙を製造している。強度と耐久性に優れ、二つ折りしても自然に開く特性が開票作業に欠かせないと全国で採用され、高いシェアを誇る。一方、同市の国政選挙や知事選での投票率は県内ワーストクラスで、投票率向上が課題となっている。授業は、同市の低投票率改善や子どもたちが社会について主体的に考えるきっかけづくりにつなげるのが狙い。

同校の体育館で行われた授業には、6年生の児童約40人が参加。選挙や投票の仕方などを学んだ後、架空の小学校の理事長選挙を題材に、模擬投票を体験した。

児童らは、2人の候補者が「授業へのタブレット端末導入」などをテーマに公約を発表するビデオを見て、班ごとに分かれて公約内容について意見を交換。仮設した投票所で投票の流れを確認した後、投票用紙に候補者の名前を書き1票を投じた。児童らは投票用紙の耐久性や耐水性の高さを確認する実験も行い、用紙の特徴も学んだ。

狩野心結(みゆい)さん(11)は「神栖市の工場で投票用紙が作られていることを初めて知った。選挙や投票について学び、投票する大切さを感じた」と話した。

講師を務めた同社の小林謙吾さんは「子どもたちの将来の投票につなげるだけでなく、体験を家庭で話すことで親世代にも波及し、投票率向上につながると期待している」と話した。同社は今後も市選管と連携して市内の学校で選挙体験授業を進めていく方針という。(関口沙弥加)

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