2018年5月23日(水)

がん患者ら支援へ 日本対がん協垣添会長 県立中央病院を訪問

全国行脚、寄付呼び掛け

がんの経験者らをサポートしようと、全国を歩いて縦断している垣添忠生さん(前列中央)=笠間市鯉淵の県立中央病院
がんの経験者らをサポートしようと、全国を歩いて縦断している垣添忠生さん(前列中央)=笠間市鯉淵の県立中央病院

がんの経験者や治療中の人たちを指す「がんサバイバー」をサポートしようと、全国を歩いて縦断している日本対がん協会長の垣添忠生さん(77)=東京都=が21日、笠間市鯉淵の県立中央病院を訪れ、患者団体や医師、看護師ら約30人と懇談した。全国がんセンター協議会の加盟施設全32カ所を巡る「がんサバイバー支援ウォーク」の一環。垣添さんは、がん患者の孤立感や不安感を和らげようと、事業への協力を訴えた。

同協会は、予防や治療に関する正しい情報をインターネットや交流イベントなどで発信する「がんサバイバー・クラブ」を昨年6月に立ち上げ、支援ウォークを通じて、活動への理解や寄付を呼び掛けている。

全行程約3500キロをほぼ徒歩で踏破しようと挑む垣添さんは、国立がんセンター(現国立がん研究センター)元総長。肺の小細胞がんで妻を亡くし、自身も早期の大腸がんと腎臓がんにかかるなど、医師、遺族、患者の立場から支援の重要性を訴え続けている。2月5日に九州がんセンター(福岡市)を出発し、7月23日に北海道がんセンター(札幌市)でゴールする予定。

県立中央病院で吉川裕之院長(66)をはじめ、患者団体や医師、看護師らに迎えられた垣添さんは「『がんイコール死』のイメージがいまだについてまわるが、早期発見で治る時代になった」と強調。「がん患者を孤立させないために、『サバイバー・クラブ』を通じて患者や家族、友人が寄り添える場を提供したい。理解と支援をお願いします」と訴えた。

懇談では、6年前に肺がんを体験した水戸市の女性(77)が「若い世代のがん治療が大きな課題。働きながら治療できるよう、仕組みづくりを国に働き掛けてほしい」と垣添さんらに要望した。(沢畑浩二)

全国・世界のニュース

2018 年
 11 月 16 日 (金)

メニュー
投稿・読者参加
サービス