2018年6月1日(金)

W杯日本代表 「昌子選手、存在感発揮を」 鹿嶋市民熱い応援 横断幕、ロシア会場へ

サッカーのワールドカップロシア大会で掲げられる昌子源選手の横断幕。右端は山町浩信さん
サッカーのワールドカップロシア大会で掲げられる昌子源選手の横断幕。右端は山町浩信さん

14日に開幕するサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場する日本代表のメンバーに、本県の鹿島アントラーズからDF昌子源選手(25)とDF植田直通選手(23)の2人が選ばれた。高校時代から各世代の日本代表の中心を担ってきた植田選手とは対照的に、昌子選手は鹿島加入後に頭角を現し、トップ選手に上り詰めた。成長を見守ってきた鹿嶋市民からは、昌子選手にひときわ熱い声援が送られている。

鹿島の試合をほぼ毎試合観戦し、昌子選手の家族と親交のある鹿嶋市爪木、自営業、山町浩信さん(35)。「W杯は各国の代表選手が人生を懸ける特別な大会。その中でバチバチやりあってほしい」と興奮気味に話す。現地に駆け付けることはできないが、「みんなのエネルギー源 昌子源」と書かれた横断幕をサポーター仲間に託し、ロシアの試合会場に掲げてもらう。

横断幕は、昌子選手の母校・鳥取県立米子北高サッカー部の保護者会が昨年8月に作製。幅約4メートル、縦約90センチ。昌子選手が日本代表に定着し始めた時期だったこともあり、Jリーグだけでなく日本代表戦でも使えるよう「日の丸」を入れた。

ただ、保護者会のメンバーが応援に行ける機会は年に数回。このため横断幕は昌子選手の父・力さん(54)を通じて山町さんが預かり、鹿島の試合の度にスタンドに掲げてきた。山町さんは「いつも昌子選手を見守ってきた横断幕。初めてのスタジアムに見慣れた横断幕があれば、安心感を与えられる」と期待する。

ロシアに横断幕が送られたことに、力さんは「息子がいろんな人に支えられていてうれしい。本当にありがたい」と感謝した。

鹿島の選手たちが足しげく通う同市宮中の洋食店「ビストロ ノリーナ」。経営する丸野陽介さん(43)は、時には悩みを聞いて励ます選手たちの兄貴分的存在だ。店内には昌子選手と植田選手からもらったユニホームを飾ってある。

代表候補合宿前、昌子選手が来店した時は「頑張るとは言っていたが、少し不安そうに見えた」と丸野さん。選出に胸をなで下ろし、「びびらず、チームを後ろから突き上げる存在感を見せてほしい」と果敢なプレーを期待する。

昌子選手との付き合いは、鹿島に加入して2年目の2012年ごろから。昌子選手が若手の頃は、活躍している選手をうらやむ発言が多かったという。「今は『俺は俺』という感じで気持ちのぶれがなくなった」と成長に目を細める。鹿島歴代のセンターバックが付ける背番号3を付けるようになった15年からは「プロの顔になった。最近ではすごみを感じる」と語る。

W杯期間中は、昌子選手と相談して考案したパスタを応援メニューとして提供する予定。大舞台で「世界に名を知らしめてほしい」と大会での活躍を願っている。(藤崎徹)

鹿島の選手たちを見守ってきた丸野陽介さん
鹿島の選手たちを見守ってきた丸野陽介さん


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