2018年6月13日(水)

生態系保全、大切さ学ぶ 鉾田でトンボ市民サミット

生態系保全の重要性を訴えた「全国トンボ市民サミット茨城県涸沼大会」=鉾田市箕輪のいこいの村涸沼
生態系保全の重要性を訴えた「全国トンボ市民サミット茨城県涸沼大会」=鉾田市箕輪のいこいの村涸沼

自然環境の大切さを考えてもらおうと「第29回全国トンボ市民サミット茨城県涸沼大会」本大会が10日、鉾田市箕輪のいこいの村涸沼で開かれ、参加者が事例発表やパネルディスカッションを通じて、生態系保全の重要性を学んだ。

同大会は全国各地で毎年開催されており、本県で開かれるのは2004年以来14年ぶり。涸沼は「ヒヌマイトトンボ」の生息地として知られ、15年にラムサール条約の登録湿地となった。

水辺や里山の保全や生物多様性、地域の将来について話し合ったパネルディスカッションで、パネリストを務めた日本野鳥の会茨城県副会長の石井省三氏は、ヒヌマイトトンボの生息数減少を指摘した上で、涸沼周辺の生態系保護について「真剣に考えなければならない時期に来ている」と警鐘を鳴らした。

涸沼川流域に暮らす青葉庭園代表の田中宏氏は「(保全活動を)続けることが大切」と強調。同町内で里山保全活動などに取り組むNPO「環〜WA」の大和文子代表理事は「(人間が)暮らす場所や暮らし方が生態系に影響を与える。どう生きるかを考えてほしい」と述べた。

本大会ではこのほか、ヒヌマイトトンボの発見者で日本トンボ学会員の広瀬誠氏、日本鳥獣保護連盟県支部長の山口萬壽美氏が基調講演。県立茨城東高と千葉県立国府台高理科研究部がそれぞれ事例発表した。(大平賢二)

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