2018年6月13日(水)

“朝練禁止”茨城県議会で激論 「生徒のやる気どうする」

文教警察委 県教委指針に疑問

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県教委が先月策定した、運動部活動の休養日や活動時間の目安などを示した運営指針について、県議会文教警察委員会で12日、議論が交わされた。委員らは「やる気のある子どもたちの気持ちはどうするのか」「なぜこの時期に策定されたのか」などと執行部に厳しく詰め寄った。また、委員への報告が指針公表の直前になったことから、柴原宏一教育長が陳謝する一幕もあった。

質問した戸井田和之氏(いばらき自民)は朝練習の原則禁止など「やる気がある生徒にどう応えていくのか。本当に生徒のことを考えて方針をつくったのか」と指摘。「生徒は頑張っている。一律に方針を決めるのはいかがなものか」とし、生徒や顧問など「きちんと現場の声を聞いたのか」などと詰め寄った。

益子雄行保健体育課長は、教員や生徒に対してアンケート調査を行ったことを挙げ、「生徒と教員の両方の立場から部活動の在り方をどうするかを考えた。短時間で効果的な練習をやることで、双方に時間的な余裕が生まれる点などを考慮した」などと述べた。

今後、学校ごとに活動方針を策定してもらう県教委の方針について、戸井田氏は「学校任せでいいのか。特例は認めるのか。バラバラになってもいいのか」と疑問を呈した。益子課長は「先生の意見を反映しながら必要に応じて対応してもらう。(朝練)全てを禁止するものではない」と答えた。

一方、戸井田氏は各委員への報告が公表の直前になった点に触れ、「大切な問題。委員会に事前に報告があってしかるべきだった」と主張。「きちんと課題を精査しながら、現場が困惑しないような対応を願いたい」と求めた。

柴原教育長は陳謝した上で「疑問点を一つ一つ解消し、現場が混乱しないよう対応したい」と応じた。

また田山東湖氏(いばらき自民)も質問で「なぜこの時期に策定したのか。性急な感がある。結論ありきのように感じる」と指摘。益子課長は、3月の国のガイドライン策定を受け、アンケート調査を経て有識者会議で決定したとし、「全国で足並みをそろえるため」と説明した。 (朝倉洋)

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