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地域医療拡充へ連携 茨城県立医療大、台湾の大学と協定

国際連携協定を締結した県立医療大の永田博司学長(右)と高雄医学大の王秀紅副学長=阿見町阿見
国際連携協定を締結した県立医療大の永田博司学長(右)と高雄医学大の王秀紅副学長=阿見町阿見


茨城県立医療大(永田博司学長)と台湾の高雄医学大(劉景寛学長)は12日、阿見町阿見の県立医療大で調印式に臨み、国際連携協定を締結した。両大学の交流を深め、グローバルな人材の育成や地域医療の拡充を目指す。県立医療大の永田学長と高雄医学大の王秀紅副学長が協定書に調印した。

両大学の交流は、2014年に県立医療大作業療法学科の教員が、高雄医学大への視察を行ったことをきっかけに始まった。その後、交換留学や講演会などを続け、親交を深めていった。

協定では、教員および研究者の交流▽学生交換プログラムの促進▽共同研究プロジェクト、講演およびシンポジウムの実施▽両大学にとって共通の関心分野における情報および資料の交換-を内容に盛り込んだ。

日本と台湾では、少子高齢化社会が共通の課題となっており、リハビリや在宅医療に関する技術を学ぶため、教員や学生の交換留学を強化する。県立医療大のロボットや補助具を用いたリハビリ技術や、高雄医学大の持つ多様な分野の技術、知識を学んでいくという。

永田学長は「グローバルな視点を持った人材を育成し、地域医療に還元していく」と話し、王副学長は「交換留学を強化して交流をより深め、互いに学び合っていきたい」と期待を込めた。(秋葉凌)

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