水戸市白梅2丁目の水城高(小田部幹夫校長)で16日、文化祭が開幕し、オープニングセレモニーで生徒が書道パフォーマンスを披露した。文化祭の名称とテーマを特大の紙に揮毫(きごう)、会場に花を添えた。

書道部による演技は、文化祭の恒例イベントになっている。野外ステージには1〜3年の部員12人が、りりしいはかま姿で勢ぞろい。アップテンポの曲に合わせ、縦3メートル横6メートルの紙に筆を走らせ、「水城祭」と「弐千紫万紅　吹かせ我らの革命の風」という二つの作品を躍動的に書き上げた。黒だけでなく、青や赤といった色も使い、遠目からでも映えるよう工夫を凝らした。校内で展示する。

パフォーマンスの合間には、取り巻くギャラリーから声援が飛び交い、にぎやかな雰囲気に包まれた。3年の松木涼夏部長(17)は「春から企画を温め、練習を続けてきたので、堂々とできた」とにっこり。見守った顧問の吉沢太雅講師(32)も「今までで一番良くできた。成果を発揮してくれた」とたたえた。(鈴木剛史)