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日本、W杯初戦白星 大迫殊勲、喜び爆発 日立でPV

日本代表の先制ゴールが決まり、ハイタッチして喜ぶサポーター=19日午後9時ごろ、日立市幸町、菊地克仁撮影
日本代表の先制ゴールが決まり、ハイタッチして喜ぶサポーター=19日午後9時ごろ、日立市幸町、菊地克仁撮影


サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で19日、コロンビアに2-1で勝利し、白星発進となった日本代表。「勝ったぞー」。1次リーグ突破に向け、負けられない大事な戦いに躍動したサムライブルー。期待を込め、県内でも大型画面で応援するパブリックビューイングが日立市などで開かれた。ユニホーム姿のサポーターらは、固唾(かたず)をのんで試合の行方を見守り、選手たちのプレーに一喜一憂。待ちに待った勝利の瞬間、喜びを爆発させた。


「ニッポン、ニッポン」-。日立市幸町1丁目の日立シビックセンター多用途ホールには縦3・7メートル、横6・6メートルの大型スクリーンが設置された。事前申し込みで集まった約180人のサポーターが太鼓に合わせ、西野ジャパンの勝利を願う「ニッポン」コールを繰り返し響かせた。

試合開始前には抽選会などがあり、Tシャツやユニホームがプレゼントされ、会場は早くもヒートアップ。青いユニホーム姿や頬などにペインティングしたサポーターも目につく中、画面に日本選手の姿が映し出されると、大きな拍手が湧いた。

「日本に頑張ってほしい」。仕事で中国から来日して6年ほどになる日立市若葉町、会社員、曲正陽さん(25)は同僚らと参加した。

会場は午後9時のキックオフと同時に大歓声に包まれた。前半3分、日本がPKを獲得し、「ウオーッ」と地鳴りのような声が響く中、香川真司選手がゴールネットを揺らして先制すると、サポーターは総立ちとなって両腕を突き上げ、喜びを爆発させた。

数的優位に立つ日本ペースに見えたが、前半38分にコロンビアにペナルティーエリア近くからのフリーキックを直接決められ同点。会場には「あー」と悲鳴が上がり、サポーターは両手で頭を抱えた。

試合は前半を終わって1-1。日立市東多賀町、会社員、林知未さん(25)は同僚の同市相田町、丸亀楓さん(25)と観戦。林さんは「香川にもう1点決めてほしい。コロンビアに勝てれば決勝トーナメントにもいけると思う」。丸亀さんは「後半頑張って、勝ってほしい」と青い戦士たちの戦いに期待を寄せた。

後半に入り、一進一退の展開が続く中、コーナーキックから大迫勇也選手が頭で勝ち越しゴールを決めると、再びサポーターが総立ちに。会場は割れんばかりの歓声に包まれ、「大迫」コールがこだました。日本代表の勝利を信じて、後は祈るように試合を見詰めた。勝利が決まった瞬間、「よっしゃー」「サイコー」などの叫び声が上がり、互いに手を合わせて喜びを爆発させた。 (川崎勉)

■「昌子、柴崎活躍を」 鹿嶋の飲食店

鹿嶋市宮下の飲食店「カフェテラスれんが」では、60インチの大型テレビで来店客が観戦。先発メンバーに鹿島アントラーズ出身の昌子源と柴崎岳と大迫勇也の3選手のプレーに一喜一憂しながら活躍を見守った。

小中学校時代の同級生4人で来店した同市、会社員、小松崎賢太さん(32)は「昌子選手には体を張った守備、大迫選手か柴崎選手に点を決めてほしい」と3選手の活躍と日本代表の勝利を願った。試合開始早々に日本が得点すると、店内は大きな歓声に包まれたが、前半終了間際に同点に追い付かれ、ため息が漏れた。

■「予選突破信じる」 水戸のスポーツバー

水戸市元吉田町のスポーツバー「pivote(ピボーテ)」には、仕事帰りの会社員ら100人を超える客が詰め掛けた。店内は日本代表のユニホームの青一色に染まり、熱気に包まれた。観客は150インチの大型スクリーンに映し出される熱戦に固唾をのんで、大きな声援を送っていた。

同僚2人と訪れた同市、会社員、石橋大輔さん(40)は「予想を覆して必ずグループリーグを突破してくれると信じている」と期待を込めた。友人と来店したひたちなか市、同、照沼さゆりさんは「柴崎選手には点に絡んでほしい。昌子選手と植田選手は堅い守備を期待したい」と鹿島アントラーズ出身の選手たちの活躍を祈った。 

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