2018年6月24日(日)

常総市民ら「考える会」 菅生沼の魅力 伝えたい

広場整備や観察会、活発に

ふれあい広場に立つ佐賀勇太郎会長=常総市
ふれあい広場に立つ佐賀勇太郎会長=常総市

本県最大の自然環境保全地域に指定されている菅生沼。近年ここで活発に活動している自然環境グループがある。常総市の「菅生沼を考える会」だ。県や市の協力を得て「ふれあい広場」を整備したり、自然観察会を企画するなど、菅生沼の魅力を市民に伝えている。


菅生沼は、常総市と坂東市の境に位置する南北約5キロ、東西約500メートルの細長い沼。1955年ごろからの水路の変更や、上流からの土砂の流入などが原因で、水面積がかつての20%まで減り、環境改善が課題となっている。

考える会は、菅生沼の水辺空間を取り戻そうと、近くに住む常総市民が中心となり、96年7月に発足。現在160人の会員が在籍し、さまざまな環境活動や水辺の確保を求める要望活動を県に対して行っている。

ふれあい広場は菅生沼を含む飯沼川の河川敷にあり、昨年11月に完成した。河川を管理する県と市の支援の下、荒れた雑木林を会員たちが4年がかりで整備。広場の広さは周辺部を含めて約1ヘクタールあり、入り口には立派な門柱と看板が立っている。

5月下旬には地元の女性団体や青少年育成会などと協力し、ここで地域交流会を開催。木立の合間から光が振り注ぐ中、集まった市民300人に焼きそばや豚汁を振る舞った。

この日は菅生沼での自然観察会も開き、県自然博物館の担当者が絶滅危惧種のタチスミレやハナムグラを案内。参加者は貴重な植物を見て、自然を守る大切さを実感している様子だった。

考える会の佐賀勇太郎会長(72)は「ふれあい広場ができたことで菅生沼を訪れる人が増えてきている。会としては今後、散策道を整備するなどして、菅生沼に関心を持ってくれる人をさらに増やしたい」と張り切っている。 (今橋憲正)



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