2018年6月29日(金)

水戸市 生保費612万円不正支出 関与の2職員懲戒免

会見で生活保護費の不正支出について説明する高橋靖市長(中央右)=水戸市中央
会見で生活保護費の不正支出について説明する高橋靖市長(中央右)=水戸市中央

領収書を偽造するなどして生活保護費総額約612万円を不正支出したとして、水戸市は28日、人事課の男性主査(39)と清掃事務所の男性主査(46)を懲戒免職処分にしたと発表した。処分は27日付。市は県警に報告しており、刑事告訴も検討している。

市によると、2人は不正時に生活福祉課に所属。

人事課主査は2016年7月〜今年4月までの間、領収書を偽造して、計56回にわたり約542万円を男性受給者に不正支出。また清掃事務所主査は12年5月〜13年2月までの間、同様に領収書を偽造するなどして、計6回にわたり約70万円を同じ男性受給者と女性受給者に不正支出した。

2人は「男性受給者が(月々の)生活保護費だけではやりくりができず困っていたため貸してしまった」と説明している。2人は同じ男性受給者にそれぞれ個人的に貸し付ける形で渡していた。

今年4月、別の職員が男性受給者への臨時的支給が多いことに気付き、発覚した。

2人は不正支出した全額を市に返済している。刑事告訴について市は「水戸署などと協議中」とした。

清掃事務所主査は昨年3月、暴力団幹部に個人情報を漏らしたとして、地方公務員法違反の疑いで逮捕、起訴され、停職6カ月の懲戒処分を受けている。市は今回の不正とは関係ないとしている。

市は管理監督責任を問い、当時の生活福祉課長を減給10分の1(1カ月)にするなどした。

高橋靖市長は記者会見で「市民の信頼回復に向けて取り組んできた中での不祥事で、誠に遺憾。生活保護事務の抜本的な改善を図るための機関を設置し、再発防止に早急に取り組みたい」と陳謝した。

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