2018年7月4日(水)

上司の所長から「罰金」徴収 30代女性嘱託職員解雇へ 城里町

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城里町環境センター(同町下古内)の30代女性嘱託職員が、上司が業務の一部を部下に頼った見返りに「罰金制度」と称して、50代男性所長=当時=から現金計57万円を受け取っていたことが3日までに、町への取材で分かった。町は職場内の秩序を乱したとして、嘱託職員を31日付で解雇することを決めた。

町によると、嘱託職員は昨年10月〜今年3月にかけ、パソコンを使った書類作成など所長の業務の一部を手助けする度に、所長から「罰金」を受け取っていた。金額は約半年で計57万円に上った。「罰金制度」は嘱託職員が所長に対し「仕事を覚えてほしい」「やる気を出してほしい」などの理由で考え出したという。

所長が4月初め、上遠野修町長に「罰金と称して金を取られている」と相談したことから、問題が発覚。その後、嘱託職員は全額を所長に返した。

同センターは町営のごみ処理施設。嘱託職員と所長のほか、職員4人が勤務している。町は4月19、20両日、顧問弁護士立ち会いの下、6人全員から事情を聞き、事実を確認した。

町によると、嘱託職員は「罰金」の強制を否定。これまでに受け取った現金は使わずにためていたといい、「(所長が)仕事をきちんとやってくれれば戻すつもりだった」と釈明したという。所長は「(自身の仕事がはかどらない)ふがいなさで罰金制度を受け入れた」と説明している。ほかの職員も「罰金」の存在を認識していた。

町は、嘱託職員が「罰金」を求めた問題について、刑法の恐喝には当たらないと判断。一方で職場内の秩序を乱したとして、契約満了を待たず解雇することを決めた。ほかの職員らの処分も検討している。

嘱託職員は2014年4月から1年ごとの契約で同センターに勤務。所長は16年4月から務め、今年7月1日付で他の部署に異動している。

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