茨城・大井川知事「コロナ第6波に入った」 対策ステージ据え置き

県内の新型コロナウイルス感染拡大の現状認識について説明する大井川和彦知事=県庁
県内の新型コロナウイルス感染拡大の現状認識について説明する大井川和彦知事=県庁
■行動抑制も要請せず
茨城県の大井川和彦知事は12日、県内で新型コロナウイルス感染が急拡大している現状について「第6波に入った」との認識を初めて示した。県内の感染状況を「デルタ株から(新変異株の)オミクロン株にほぼ置き換わった」と説明し、「この1月が大きなヤマ場。オミクロン株の状況を踏まえた対応が必要」と述べた。ただ、県独自のコロナ対策指針については、病床に余裕がある状況などを踏まえ、対策ステージは最も低い1に据え置き、行動抑制などは行わない考えを示した。

同日の県内新規感染者は127人で、「第6波」の最多を更新。県独自の判断指標は同日時点で、1日当たりの新規感染者数(週平均)が69・7人、新規感染者のうち経路不明の数(同)が31・1人となり、4段階中2番目に高いステージ3にそれぞれ上がった。病床稼働数は61床で同2に迫りつつあり、重症病床稼働数も同1ながら、新たに1人が重症となった。

また、県によると、デルタ株を含むL452R変異株の検査に占めるオミクロン株(疑い含む)の割合は、昨年12月27日~1月2日に11・1%だったのに対し、同3~9日には83・1%と急速に置き換わりが進んだ。

その中で県全体の対策ステージを1に据え置いたことについて、大井川知事は12日の定例会見で、感染スピードが速い一方で重症化率が低いとされるオミクロン株の特徴も踏まえ、「中等症が多いわけではなく、デルタ株と分けた対応が必要。ステージ1を維持するのが適当」との考えを示した。

政府へのまん延防止等重点措置の適用要請に関しても現段階では否定し、「強力な行動抑制を要請するところまでは至っていない」と話した。

一方で、「感染爆発が目の前に来ており、医療機関が機能停止になることはぜひ避けたい」とし、医療従事者や福祉施設の従事者などへのワクチン3回目接種の協力を求めた。

さらに、現在は14日間の濃厚接触者の隔離期間について、「大量の人を長期間隔離すると、社会生活に大きな支障が生じかねない」とし、消防や警察の職員が濃厚接触者となった場合に、隔離期間を県独自に短縮することを検討していると明らかにした。

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