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茨城県産干し芋トップ選ぶ 2年ぶり品評会 東京会場も新設

小さく切った干し芋を試食する審査員たち=東京・銀座
小さく切った干し芋を試食する審査員たち=東京・銀座
干し芋を試食し、点数を付ける審査員たち=ひたちなか市役所
干し芋を試食し、点数を付ける審査員たち=ひたちなか市役所


生産量日本一を誇る茨城県の干し芋のうち、ひたちなか、那珂、東海3市村のトップを決める「第15回ほしいも品評会」が13、14日の両日、開かれた。従来のひたちなか会場だけでなく、今回初めて東京でも行われ、首都圏のファンも審査に加わった。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止されており、2年ぶりの開催となる。

品評会は3市村の生産者らでつくる「ひたちなか・東海・那珂ほしいも協議会」が主催。衛生管理など厳しい基準を満たした43の「ほしいも三ツ星生産者」が62品を出品した。

芋の品種別に「玉豊」「紅はるか」「希少品種」の3部門で競われ、協議会役員や干し芋の専門家、公募の一般市民らが「見た目」「味」「食感」の3項目を各10点満点で評価した。

初日の13日はひたちなか市役所で開かれ、約120人が審査に臨んだ。感染症対策のため、審査員を5回入れ替えて行った。

審査員で東海村食生活改善推進員の川崎敏美さん(74)は「どれもおいしかったので、点数を付けるのが大変だった」と話した。

14日は初の県外会場として、東京・銀座の県アンテナショップ「IBARAKI sense(イバラキセンス)」でも実施。公募で選ばれた6人が、2センチ四方に切った干し芋を試食して採点した。

審査員の一人、ひたちなか市出身で都内在住の大学生、鹿志村綾さん(21)は「農家によって味の違いがたくさんある。軟らかめで、口に入れた瞬間に味がする干し芋が好き」と語った。

同協議会の黒沢文博会長は「生産者の技術もあるが、今年は冬の寒さが早くきて芋の糖化が進み、かなり甘いものができている。多くの皆さんに堪能してほしい」と述べた。

審査結果は17日に協議会ホームページで発表される。

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