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冬の大輪、花火業界に力 茨城・土浦で「代替企画」 1400発、夜空彩る

冬の夜空を彩る花火=土浦市内、吉田雅宏撮影
冬の夜空を彩る花火=土浦市内、吉田雅宏撮影


新型コロナウイルスの影響で土浦全国花火競技大会が中止になったことを受け、茨城県土浦市は15日、花火業界の支援のため同大会の代替企画を行った。市内で約1400発の花火が打ち上げられ、冬の夜空を彩った。

代替企画は「土浦の花火~後世に伝える匠の技」と銘打ち開催。この日は午後7時から約30分間、赤や緑、黄色などの4号玉や、華やかなスターマインが大輪の花を咲かせた。花火が打ち上げられると「すごい」「きれい」などの歓声が上がった。家族と一緒に見ていた鈴木誠治さん(43)は「冬の花火は最高。『土浦ここにあり』と感じた」と思いを語った。

土浦全国花火競技大会は昨年11月に予定されていたが、新型コロナの影響で2年連続の中止となった。打ち上げは、各地で相次ぐ大会の中止で苦境に立たされている花火業界を支援しようと、市が企画した。

代替企画の第1弾は同日のほか、22日、29日、2月5日の4日間を予定。17都道県の計45業者が参加する。密集を避けるため、打ち上げ場所は非公開。地元ケーブルテレビで動画によるライブ配信も予定する。また、2月11日には第2弾も予定されている。

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