新型コロナ 「運動不足」接種促す ワクチン 4回目、茨城県が定義

記者会見で4回目接種の促進について話す大井川和彦知事=県庁
記者会見で4回目接種の促進について話す大井川和彦知事=県庁
新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、茨城県の大井川和彦知事は21日の定例記者会見で、ワクチンの4回目接種を60歳未満の対象者に促す考えを示した。医師が必要と判断すれば、喫煙者や運動不足の人も接種対象となるため、県独自に「運動を1回30分、週2回以上、1年継続していない人」を運動不足と定義し、積極的に医師へ相談するよう呼びかけた。

オミクロン株の新たな派生型「BA・5」への置き換わりの影響で、県内でも新規感染者数が7日間連続で千人を超えるなど急拡大の傾向にある。現状について大井川知事は「ここまでの拡大を踏まえると、流行の『第7波』に入ったと言っていい」と説明し、ワクチン接種などによる感染対策の必要性を示した。

厚生労働省は4回目接種の対象として、60歳以上の高齢者に加え、心臓病や糖尿病など基礎疾患を抱えたり肥満基準「BMI30以上」の60歳未満を挙げている。このほか、妊婦や喫煙者、運動不足の人についても「医師による医学的見地からの総合的な判断」により接種対象になるとしている。

このため、県は運動不足や喫煙も重症化リスクの恐れがあるとして、積極的な接種検討を促す。特に運動不足の定義が分かりにくいことから、厚労省が健康増進のため実施している「国民栄養調査」に基づき、「1回30分以上、週2回以上の運動を1年以上継続できていない人」として例示し、医師への相談を呼びかけた。

県新型コロナウイルスワクチン接種チームによると、県内での4回目接種の対象者は約100万人。このうち60歳以上で4回目接種を終えたのは15万6千人で、3回目接種から5カ月が経過した人の50%に当たる。接種率は全国では2番目に高い。一方、60歳未満で4回目接種を終えたのは約4400人で、さらに増やしたい考えだ。

大井川知事は「(運動不足の定義は)人によって考え方がさまざまあると思うが、健康を維持するための定義として提示した。検討してもらう価値はあるのではないか」と話した。

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