ラーメン店でせき込む男性 食べ物詰まらせ意識失う 居合わせた客が背中たたき救命 茨城・取手

感謝状を贈られた木村勝紀さん(右)=取手市役所
感謝状を贈られた木村勝紀さん(右)=取手市役所
飲食店で喉に食べ物を詰まらせた男性(73)を迅速な行動で助けたとして、茨城県取手市の藤井信吾市長は7日、同県つくば市、会社員、木村勝紀さん(49)に感謝状を贈った。

市消防本部などによると、2月16日昼ごろ、木村さんが取手市内のラーメン店で食事をしようとしていたところ、後ろの席で男性客が激しくせき込み始めた。男性は食べ物を喉に詰まらせ、意識を失った状態となった。異変に気付いた木村さんは背中を平手でたたき、吐き出させることに成功。119番通報で救急隊が駆け付けた時には、男性は意識が回復していた。

木村さんは「何とか吐き出させられた。初めてのことだったが、助けられて良かった」と振り返った。

贈呈式で藤井市長は「タイムリーな行動で人命救助してくれた」と感謝。市消防本部は「完全窒息の状態だった。木村さんの対応がなければ心肺停止になっていた。的確な対応をしてくれた」とたたえた。

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