• 「ずっと 地域とともに」(2020年7月5日)
      株式会社茨城新聞社
      代表取締役社長 沼田 安広

       茨城新聞は7月5日、創刊129年を迎えました。本紙をご愛読いただいている読者の皆さまをはじめ、新聞発行を支えていただいている販売店、広告主、取引先、株主の皆さまに感謝申し上げます。
       新型コロナウイルス感染症のパンデミックは世界の社会、経済に甚大な影響を与えています。感染によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、患者の皆さまにお見舞い申し上げます。また、感染の終息に向けてご尽力されている医療従事者をはじめ関係者の皆さまに感謝と敬意を表します。茨城新聞社は地域の報道機関として、引き続き県民の皆さまに役立つ正確な情報の提供に努めてまいります。
       現在、感染拡大の再燃を警戒し、新しい生活様式を実践して、社会、経済活動を回復していくことが求められています。当社も本年度の主催事業が中止に追い込まれるなど大きな打撃を受けていますが、前に進まなければなりません。
       来年、創刊130周年の節目を迎えることから、このたび茨城新聞のイメージを表現するキャッチコピーを「ずっと 地域とともに」と決定し、本日ここに発表します。当社が歩んできた歴史と未来への誓いを表したものです。今後、さまざまな場面でこのコピーを使用していきます。読者や県民の皆さまから「そうだね」「いいね」と共感が得られれば、これに勝る喜びはありません。
       本紙は1891(明治24)年7月5日に創刊。発刊の趣旨で「茨城県の政治と実業の発展振興を図る。独立特行の新聞であり、不偏不党、公明正大の筆鋒を振う」と表明しました。戦後に制定した社是では「わが地方の民主主義の健全な強い発達に対し、茨城新聞のもつ使命は実に重い。独立不羈(ふき)を堅持して県民の幸福と繁栄のため、正しき戦闘者として奉仕する」と誓いました。
       当社は大正時代に横山大観らと現在の県芸術祭美術展覧会の前身となる茨城美術展を開催。板谷波山が呼び掛けた茨城工芸会の設立にも参画、当社に事務局を置き、茨城工芸美術展を始めました。その後も、多彩な事業を展開し、文化やスポーツの振興にも力を注いでまいりました。
       水戸の大火と水戸大空襲で社屋が焼失した時も、東日本大震災で被災した時も県内外の皆さまに助けられ、新聞発行を続けることができました。自然災害時には、被災者に寄り添った報道を心掛け、義援金の募金活動を必ず行ってきました。近年の当社の経営危機に際して、地域の皆さまに多大な支援を受け、再生することができました。
       このように、当社は経営理念と新聞の使命を胸に、地域の皆さまに支えられ、報道や地域貢献に取り組んでまいりました。これまで県民の皆さまと苦楽を共にして歩んできましたが、これからも地域のために地域の皆さまとともに歩むメディアであり続けます。「ずっと 地域とともに」

2020 年
 7 月 15 日 (水)

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