◆2019年2月◆

厳寒の渓谷、静と動を対比

今月は142点の応募がありました。厳冬期の風景や冬鳥をモチーフにした写真が多く寄せられた半面、今回は人物のスナップやニュース写真はやや少なかったように感じました。

その中で最優秀賞に輝いたのは萩谷正男さんの「凍(い)て付(つ)く渓流」です。岩に張り付く氷と川の流れ。静と動を対比させることで冬の渓谷の厳しい寒さを存分に伝えています。スローシャッターで水の流動感を表現する手法はよく使われますが、画面の中から無駄なものを一切排除し、テーマを強調した構図に非凡さを感じます。

優秀賞には飯田正弘さんの「日だまり」と、桜井孝さんの「金色ゆらり」が選ばれました。「日だまり」は冬の農村の日常を捉えた作品。低く差し込む冬の陽光が、作業する女性の手元を柔らかく照らし、穏やかな時間の流れと温もりが伝わってきます。

「金色ゆらり」は黄金色に染まり滑らかに揺らぐ湖面の質感描写が見事です。ハーフNDフィルターを使い、空と水面の露出差を補うことで、印象的な風景写真に仕上げています。(写真映像部)



「凍て付く渓流」 萩谷正男(常陸大宮市)
キヤノン 70〜300ミリ f40 5秒 ISO50=福島県




「日だまり」 飯田正弘(常陸太田市)
ニコン 24〜120ミリ f5.6 1/400秒 ISOオート=大子町


「金色ゆらり」 桜井孝(常総市)
キヤノン 24〜105ミリ f8 1/250秒 ISO100(ハーフNDフィルター)=かすみがうら市




「薄氷」 山中啓一(阿見町)


「大人に混じって挑戦」 根芝一夫(古河市)


「シュルエット」 平沢徳孝(常陸太田市)


「日の出前」 桜井浩(小美玉市)


「しまった!」 藤井美代志(かすみがうら市)


「ゲット!」 太田典男(笠間市)


「夕映え」 溝口一郎(行方市)


「朝露」 山口定夫(常総市)


「湖面冬模様」 綿引勝春(大子町)


「春の招待」 掛札真人(水戸市)

2019 年
 3 月 26 日 (火)

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