水戸で作品展 廃棄ボール、アートに 色鮮やか、園児ら制作:茨城新聞

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2019年5月31日(金)
水戸で作品展 廃棄ボール、アートに 色鮮やか、園児ら制作


【写真説明】
個性豊かな作品が展示される「リボーン・アートボール展」=水戸市備前町の常陽史料館アートスポット



廃棄されるスポーツ競技用ボールが色鮮やかなアート作品に-。水戸市備前町の常陽史料館で「リボーン・アートボール展」が開かれている。事前に開催されたワークショップで、幼稚園児や高齢者らが制作した作品や、10人の作家の作品198点が展示されている。会期は7月14日まで。

リボーン・アートボールは、2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、筑波大学芸術系の太田圭教授(日本画)が提唱している活動。同展で展示されているボールは、水戸ホーリーホックや県立太田一高、常磐大学高などから寄付を受けた。

会場には、水戸市の少友幼稚園児が制作した、ボールに色を塗りビーズをトッピングした「アイスクリーム」の作品や、ボールにヒヨコやウサギなどを描いた作品も並べられている。

また、作家の作品も見どころの一つ。牛久市在住の日本画家、藤原ゆみこさんはボールの表面に金箔(きんぱく)、銀箔を貼り、カエデで春と秋を表現した「楓春秋-若冲・動植綵絵(どうしょくさいえ)へのオマージュ」を手掛けた。

笠間市在住の陶芸家、小林一富美(かふみ)さんは、愛らしい小人のランプの陶人形と蓮華童子を描いたボールとを融合させた「微(ほほ)笑み」を制作した。

常陽芸文センター学芸主事の飛田文さんは「作品に触れてスポーツを身近に感じてもらえれば」と話した。会場を訪れた水戸市の団体臨時職員、篠田直子さん(36)は「スポーツ芸術という分野を初めて知った。色やデザイン力が加わり作品になると、パワーが増したように感じた」と感心していた。

6月9日には、同館近くの水戸市国際交流センターで、アートボールを作るワークショップが開かれる。講師は太田圭教授。時間は午後1〜3時。無料。事前に申し込む。問い合わせは常陽芸文センター・飛田さん(電)029(231)6611
(鈴木聡美)




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