《2019選択・参院選》進むネット活用 解禁6年 若者に届くか未知数:茨城新聞

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2019年7月14日(日)
《2019選択・参院選》進むネット活用 解禁6年 若者に届くか未知数


【写真説明】
街頭演説の様子をカメラに収める陣営スタッフ=7日、水戸市内、菊地克仁撮影



参院選で茨城選挙区候補のインターネット活用が進んでいる。今回改選を迎える現職は、6年前の選挙が「ネット選挙」解禁だったが、動画や会員制交流サイト(SNS)の活用は今や当たり前になった。各陣営ともブログやSNSに遊説日程をはじめ、遊説や政見放送の動画を載せたり、期日前投票の呼び掛けを行い、小まめに内容を更新する。有権者と直接顔を合わせる機会が相対的に少ない全県区だけに、参院選はネット活用が鍵とみる陣営もある。ただ、ネットを駆使する若者に訴求力があるかどうかは未知数で、効果のほどは手探りの部分も多い。

自民党現職の上月良祐氏(56)陣営では、ブログやフェイスブック(FB)を駆使し、LINE(ライン)でも日々の活動を更新している。党会派所属の県議が38人に上り、支援団体が多いのも強みで、上月氏の活動をそれぞれ発信することでネット上の情報量が格段に増している。候補者自身も普段からFBの書き込みに直接返信するなどネットを通じた情報発信を重視。FBで「一日も早く期日前投票に行ってください」などと呼び掛ける。

立憲民主党新人の小沼巧氏(33)陣営は、政策やプロフィルを掲載するホームページ(HP)をはじめ、ラインやツイッター、若者に人気の写真共有アプリ「インスタグラム」などSNSを駆使。特に若者を中心とした無党派層に周知を図る。陣営幹部は「うちは特に出遅れた。選挙戦の中で実際に会える人数にも限界がある」。小沼氏にはカメラマンが密着。設立間もない県連のスタッフの少なさをカバーできるネットは大きな武器となる。

共産党県委員会はツイッターにアカウントを作成し、同党新人の大内久美子氏(69)の遊説日程や主張を投稿する。大内氏の街頭演説の様子を撮影し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。このほか同県委のHPや候補者のブログを選挙向けに更新し、情報を発信している。田谷武夫委員長は「若い人や党の支持層でない人たちの目にも届く」とネットの利点を説明。今後はラインのアカウントを取得し、さらに活動を広げていく。

日本維新の会新人の海野徹氏(70)は、情報発信を候補者のホームページに集中させ、SNSの開設はしていない。主に政策や候補者のプロフィルなどを紹介。遊説日程や党幹部の応援予定、日々の活動、政見放送動画などを併せて掲載する。陣営は「若い世代だけをターゲットにはしていない」と全世代を意識。「調べるときに情報がすぐに見られるようにした」(選挙事務所担当者)と、全県的な知名度アップを意識する。

政治団体「NHKから国民を守る党」新人の田中健氏(53)も江戸川区議時代から開設しているHPやSNSに、日々の活動や選挙戦での有権者からの反応を書き込んでいる。(黒崎哲夫、三次豪、成田愛、磯前有花)




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