開幕まで1年 東京五輪代表争い県勢注目:茨城新聞

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2019年8月17日(土)
開幕まで1年 東京五輪代表争い県勢注目
野口(スポーツクライミング)畑岡(ゴルフ)戸辺(走り高跳び)有力視


【写真説明】
野口啓代、畑岡奈紗、戸辺直人(上から)



2020年東京五輪開幕まで1年を切った。大会に協力するボランティアには20万人以上が申し込み、観戦チケットの1次抽選には約512万人が参加するなど機運が高まっている。刻一刻と迫る本番に向け、本県関係の選手も準備を進めている。

注目はスポーツクライミング女子の野口啓代(あきよ)(TEAMau)=龍ケ崎市出身=と、森秋彩(県連盟)だ。五輪代表枠は男女とも最大2枠。1枠目は現在東京で開催中の世界選手権の複合種目で、7位以内に入ったうち日本人最上位選手が五輪代表に内定する。2枠目は五輪予選、アジア選手権の優勝者を候補者とし、その中で来年5月の複合ジャパンカップ最上位者が選ばれる。今年の複合ジャパンカップでは、野口が2位、森が3位に入った。2人とも国内外で上位の成績を残しており、出場だけでなくメダル獲得も有力視される。

日本勢42年ぶりにメジャー制覇を果たした渋野日向子で沸くゴルフ女子。五輪出場資格は世界ランキングを基にした五輪ランキングで決まり、15位以内なら1カ国・地域で最大4人が認められる。渋野と同じ20歳で笠間市出身の畑岡奈紗は、これまでに米ツアー3勝を挙げており、最新の世界ランキングは日本勢最上位の10位(5日現在)で、出場の可能性は高い。「五輪で金メダルを取りたい」と公言している。

筑波大を練習拠点とする陸上男子走り高跳びの戸辺直人(JAL)は、2月に日本記録2メートル35を樹立。世界ランキングではこの3週間連続で1位(6日現在)に君臨しており、メダル獲得に大きな期待がかかる。五輪参加標準記録は2メートル33。対象期間内にはクリアできていないが、突破は時間の問題だ。同記録を突破している選手が今秋の世界選手権で日本人最上位でメダルを獲得するか、世界選手権で日本最上位でメダルを獲得した選手が来年の日本選手権までに同記録を突破した時点で代表内定となる。また、来年6月29日時点の世界ランキング上位者にも出場権が与えられる。

馬術の吉沢彩(ひかり)(ヨシザワライディングファーム)と愛馬のコンラト号は、日馬連が定める東京五輪の最低出場基準をすでにクリア済み。代表は来夏、同基準を満たしている人馬から決める見込みだ。鹿嶋市神向寺の県立カシマサッカースタジアムでも開催されるサッカー男子では、J1鹿島の上田綺世=水戸市出身=らのメンバー入りが予想される。体操男子鉄棒で実績がある宮地秀享(県競技力向上対策本部)にも注目だ。

卓球は2016年のリオデジャネイロ五輪男子団体で銀メダルを獲得した吉村真晴とその弟、吉村和弘=ともに東海村出身=に出場の期待がかかる。自転車トラック競技の梶原悠未(筑波大)、山口真未(テクノスジャパン)=古河市出身=や、セーリング男子の磯崎哲也(エス・ピー・ネットワーク)=手代木中出身=も実績がある。今大会から正式種目として採用される3人制バスケットボールでは、B2ロボッツの小林大祐が代表活動をしている。(矢幡佳那子)




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