鹿嶋・鹿島中 ブラインドサッカー、声頼りにプレー 元日本代表主将と体験:茨城新聞

県内ニュース

県内スポーツ


2019年12月15日(日)
鹿嶋・鹿島中 ブラインドサッカー、声頼りにプレー 元日本代表主将と体験


【写真説明】
落合啓士さん(中央)とブラインドサッカーを体験する鹿島中の生徒たち=鹿嶋市宮中



パラリンピック競技、ブラインドサッカーの体験会が12日、鹿嶋市宮中の市立鹿島中学校(札敏夫校長、生徒496人)で行われた。日本代表で主将も務めた落合啓士さんを講師に、2年生約160人が競技を体験し、障害者競技への理解を深めた。

ブラインドサッカーは鈴の入ったボールを使う視覚障害者向けの球技。競技者は鈴の音だけではなく、仲間の声掛けを頼りにプレーする。手本として、目隠しをした状態で落合さんがスピードのあるドリブルを見せると、生徒たちは驚きの声を上げた。

生徒たちは2人一組になり、目隠しを着けた生徒を、着けていない生徒が補助しながらパスを練習。ボールをうまく扱えない生徒たちに、落合さんは「見える人が理解しやすい言葉を掛けて」「パスを出す人は相手が取りやすいように」などとアドバイス。パスがつながるとみんなで喜び合った。

最後に落合さんを含めて試合も行った。関屋神威さん(14)は「目隠しをすると方向感覚が分からなくなった。一人では何もできなかった」と、視覚障害者の苦労を実感した。落合さんは「今回の体験を通じ、目が見える人は見えない人に何ができるかを考えてほしい」と呼び掛けた。

体験後、落合さんは全校生徒の前で講演し、競技を通じて学んだことや、パラリンピックの意義などを伝えた。(藤崎徹)




サイト内検索
(c)2010 IBARAKI SHIMBUN