JR鹿島線がスイカ利用可能に 3月14日から 簡易改札機を設置:茨城新聞

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2020年1月16日(木)
JR鹿島線がスイカ利用可能に 3月14日から 簡易改札機を設置


【写真説明】
新たに鹿島線5駅に設置される簡易Suica改札機=JR東日本提供



JR鹿島線の全駅でICカードのSuica(スイカ)が3月14日から、ダイヤ改正に伴い利用可能になる。JR東日本は、これまでスイカを利用できなかった駅にICカードに対応する簡易改札機を設置する。長年導入を要望してきた沿線自治体からは喜びの声が上がっている。

スイカが新しく利用可能になるのは、十二橋駅から鹿島サッカースタジアム駅までの5駅。改札付近に、入場用と出場用の簡易改札機が1台ずつ設置される。同機を導入する駅のうち、鹿島神宮駅は定期券の購入や払い戻しにも対応する。スイカと相互利用を実施している他の交通系ICカードも利用可能になる。

県立カシマサッカースタジアム(鹿嶋市神向寺)で試合がある日、最寄りの鹿島サッカースタジアム駅では、駅員が出口前でスイカの精算作業に毎回追われてきた。乗客からは「都内からスイカを使って乗車すると、出るときのチェックが大変」という不満の声は多く、鹿嶋市などにも「高速バスでスイカが使えて、なぜ駅で使えないのか」などの声が寄せられてきた。

カシマサッカースタジアムが今年夏の東京五輪でサッカーの競技会場となっており、東京方面からの観光客の円滑な移動に向け、鹿嶋市や潮来市、県などが共にJR千葉支社にスイカ導入を訴えてきた。

鹿嶋市の錦織孝一市長は「JR千葉支社に4回も陳情した。東京五輪に間に合い助かった」と喜びを語った。潮来市の担当者も「市民も歓迎してくれるはず。通学で利用する学生など利用者への周知に力を入れたい」と話した。

JR千葉支社は鹿島線全駅でのスイカ導入について「通勤や通学のほか、東京五輪・パラリンピックの開催で利用者が増加することを見据え、利便性の向上を図った」と述べた。

ただ、導入は鹿島線のみで、水戸方面から鹿島サッカースタジアム駅や鹿島神宮駅へ向かう鹿島臨海鉄道大洗鹿島線では利用できない。鹿島臨海鉄道の関係者は「誤ってICカードを利用するとJRを経由した割高の料金になってしまうので、注意してほしい。お得な回数券をご利用いただければ」と話した。(松浦かえで)




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