無病息災を祈願する火祭り「どんど焼き」伝統に親しむ:茨城新聞

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2020年1月16日(木)
無病息災を祈願する火祭り「どんど焼き」伝統に親しむ


【写真説明】
どんどん焼きで竹の先に付けた餅を焼く市民ら=筑西市横塚



■炎囲み餅焼く 筑西
正月飾りを焼いて新年の無病息災を祈願する火祭り「どんどん焼き」(どんど焼き)が12日夕、筑西市内の横塚や蓮沼、内淀などの各地区で開かれた。子どもたちは大人と共に炎を囲みながら、竹の先に付けた餅を焼いて食べ、新春の伝統行事に親しんだ。

横塚地区は自治会が主体になり、作付け前の農地に高さ約6メートルの杉の神木を軸に円すい状の「母屋」のやぐらを作成。正月飾りなどを周りに積み上げた上、午後4時半ごろに母屋に点火した。会場には地域の住民ら約100人が集まった。豚汁が振る舞われ、打ち上げ花火も15発上げられた。

同所出身の谷中梨沙さん(32)=桜川市=は「毎年欠かせない行事」として、長男の谷中琉意君(12)=小6=ら子ども4人を連れて参加した。琉意君は「お餅がおいしかった。今年も良い年なるといい」と話した。

自治会の川澄宏会長(67)は「子どもが年々少なくなり、どんどん焼きの母屋を作るのも大変になっている。だが守りたい伝統行事。私たちの代でなくすわけにはいかない」と決意を示した。

■楽しく厄払い 下妻
正月飾りなどを燃やして無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を願う伝統行事「どんど焼き」が11日、下妻市高道祖の小貝川東側に位置する旧養豚センター跡地周辺で行われ、地域の親子連れやお年寄りがその様子を見守った。

高道祖地区のどんど焼きは、1986年にあった台風10号の影響で小貝川が氾濫し大きな被害が出たことから、水害の厄払いの意味を込め翌年から始まった。

午後4時ごろ、点火式で菊池博市長がわらに火を付けると、しめ縄や門松、だるまなどが燃え炎が高く舞い上がった。参加者にはお汁粉や豚汁などが振る舞われた。

主催した青少年を育てる下妻市民の会高道祖支部長の根本浩さん(57)は「昭和、平成、令和の3時代続く伝統行事。皆さんの協力なしにはできない。これからも続けたい」と話した。市立高道祖小6年の太刀川憲児君(12)は「風邪をひかないでいい年にしたい」と抱負。下妻小3年の青木翔真(とうま)君(9)は「みんなで楽しく過ごせるようにしたい」と誓いを立てた。




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