県北食材を活用したメニュー開発、県庁でコンペ 日立の料理店と宿が最高賞:茨城新聞

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2020年1月17日(金)
県北食材を活用したメニュー開発、県庁でコンペ 日立の料理店と宿が最高賞


【写真説明】
「県北ガストロノミー・コンペティション」で地元食材を使った新メニューを紹介するクチーナ・ノルド・いばらきの佐藤協壱シェフマネジャー(左)=県庁



県北地域の伝統的な食文化や地元食材を活用した新メニューによる地域活性化を図る「県北ガストロノミー・コンペティション」(県主催)が16日、県庁25階の展望ロビーで開かれ、飲食店や宿泊施設のオーナー、シェフなど8人が公開プレゼンテーションに臨んだ。審査の結果、最高位の審査員特別賞にはいずれも日立市のイタリア料理店「クチーナ・ノルド・いばらき」と一軒宿「うのしまヴィラ」が選ばれた。

県北地域振興策の一環として、県は2018年度から「ガストロノミーツーリズム」と称した観光振興に取り組んでいる。ガストロノミーは地域の気候風土が生んだ食材や伝統、歴史によって育まれた食を楽しむ「美食学」を意味する。

同コンペは昨年、3回の勉強会に参加してガストロノミーを学んだメンバーを対象に、相互の情報交換や士気向上を狙いに開催。

審査は、1人7分間のプレゼンと3人の審査員による質疑応答で行われ、それぞれが考案した新メニューについて、食文化や食材の魅力、将来展望などをアピール。スライドや試作品の写真を示して説明した。

クチーナ・ノルド・いばらきのシェフマネジャー、佐藤協壱さん(51)は同事業への参加をきっかけに仕入れ始めた地元みそ蔵のみそだまりや常陸秋そばを使ったスープなどを紹介。「今後は日本酒とのマリアージュを考案したい」と意気込んだ。

うのしまヴィラの館主、原田実能さん(60)は「常陸国風土記」をひもとき、海と山の産物に着目。手作りの塩と地元の在来豆を使ったランチメニューを発表した。

審査員長のライフスタイル誌「自遊人」の岩佐十良編集長は「歴史や風土を深くまで研究したレベルの高い発表だった」と講評した。(湯浅奈実)




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