福島第1原発事故「いわき市民訴訟」 原告の陳述書紹介 鉾田読み語りの会:茨城新聞

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2020年2月6日(木)
福島第1原発事故「いわき市民訴訟」 原告の陳述書紹介 鉾田読み語りの会


【写真説明】
原発事故訴訟の陳述書を紹介した読み語り公演「あのとき いわきの市民は」=鉾田市鉾田



原発事故が与える影響の大きさを考えてもらおうと、公演「あのとき いわきの市民は」が2日、鉾田市鉾田の市立鉾田中央公民館で開かれ、東京電力福島第1原発から30キロ前後離れた福島県いわき市民が裁判所に提出した陳述書が紹介された。

公演は鉾田読み語りの会(星加俊子代表)主催。同原発の事故で放射性物質への不安を抱えた生活を余儀なくされたとして、同市住民らが国と東電に約28億円の損害賠償を求めた「いわき市民訴訟」で裁判所に提出された原告の陳述書を紹介した。市内外から30人余りが参加した。

同会によると、同市北部は同原発から30キロ圏内にあり、地理的条件が日本原子力発電(原電)東海第2原発と鉾田市旭地区との関係に似ているという。

公演では、同会メンバーが入れ替わりながら陳述内容を発表。次女の出産が東日本大震災当日だったという女性の陳述では「被ばくへの恐怖と不安で押しつぶされそうになりながら逃げた。子どもたちの定期的な健康管理、診断をしてほしい」との声を紹介。代々農業を営んできた男性の「私の水田は放射性物質が流れるホットスポットになってしまった。その年からコメ作りを諦めた」という陳述など、さまざまな立場の市民の声を読み上げた。

公演は16日、旭公民館でも開かれる。午後1時半から。問い合わせは同会の星加さん(電)080(1037)6598




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