新型肺炎 五輪催し、影響じわり 事業中止、キャンプ調整 茨城県内ホストタウン:茨城新聞

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2020年2月19日(水)
新型肺炎 五輪催し、影響じわり 事業中止、キャンプ調整 茨城県内ホストタウン

新型肺炎の感染拡大を受け、茨城県内の東京五輪関連イベントに影響が出始めた。常陸大宮市では18日から予定していたパラオとのホストタウン事業が中止になった。大会前のキャンプの日程調整に気をもむ自治体も出ている。県は大会でサッカー競技が行われる県立カシマスタジアム(鹿嶋市)の感染症対策取りまとめを急ぐ。

県内では、県と13市町が12カ国・地域と事前キャンプ基本合意書を締結。文化交流などを行うホストタウンには、県と15市町が登録している。

パラオの事前キャンプ地・常陸大宮市では、18日から5日間の日程で予定していたホストタウン交流事業が中止になった。感染が拡大する中、日本への渡航を制限する国が増え、招待するのが難しくなったとして内閣官房大会推進本部事務局が決めた。

事業は、市がパラオとの懸け橋となる人材を招き、市の特産品や伝統工芸をPRするとともに、県立常陸大宮高や同小瀬高の生徒と交流する予定だった。

モンゴル・ウェイトリフティング協会と事前キャンプ協定を結ぶ行方市は動向に注視する。感染拡大を受け、同国が19日から愛知県で予定していたアーチェリーの強化キャンプを中止したためだ。

同市では、事前キャンプが5〜7月に行われる予定だが、受け入れ準備に2カ月程度を要するという。市の担当者は「5月にキャンプを行う場合、3月中には日程調整を終えたい。そうなるとあまり時間はない」と気をもむ。

4万人収容の県立カシマスタジアム。東京五輪でサッカー男女計11試合が行われる。外国人客の増加を踏まえ、県は組織委員会と連携し感染症対策の策定を進めている。

大会関係者を受け入れる「大会指定病院」を決めるほか、外国人患者の円滑な受診体制を整備。感染症をいち早く把握するための体制づくりには、昨年の茨城国体やG20貿易・デジタル経済大臣会合での経験を生かす考えだ。(戸島大樹)




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