奥久慈ルート推進協 自転車道“支線”開発へ 常陸太田:茨城新聞

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2020年2月20日(木)
奥久慈ルート推進協 自転車道“支線”開発へ 常陸太田
観光スポット70キロ試走


【写真説明】
観光スポットなどを回りながらモデルコースを試走した参加者=常陸太田市内



奥久慈里山ヒルクライムルート利活用推進協議会(会長・玉川明県政策企画部長)は18日、常陸太田市内で、モデルコース作成に関わる現地試走会を開いた。県が策定した自転車による観光振興「いばらきサイクルツーリズム構想」を受け、幹線となるモデルルートを生かすための魅力的な支線モデルコースの開発が必要なことから、自治体や各団体の関係者らが実際に自転車で走ってコース案を探った。

サイクルツーリズム構想では、県内に四つのモデルルートを設定し、その一つが「奥久慈里山ヒルクライムルート」。沿線6市町や各種団体、個人が参加して1月29日に同推進協議会を設立した。

試走会参加者は同市山下町の県常陸太田合同庁舎でEバイク(電動アシスト軽快車)の操作やハンドサインを習い、準備運動を行ってスタート。常陸太田市内の約70キロを約7時間半かけて回った。コース設計の専門家も同行し、県や常陸太田、水戸、那珂市などの職員や団体関係者ら15人がEバイクに乗車。幹線を軸に支線コースになりそうな川沿いの道や山道、田園風景の中などを走り、旧町屋変電所や道の駅さとみ、竜神大吊橋、西山荘など観光スポットなどを巡った。

途中、工事中で路線を変更したり、強い横風を受けるなどはあったものの、全員が長丁場の行程を完走。走行後の意見交換会も行われた。

県地域振興課交流プロジェクト推進室の中村浩室長は「試走会では普段サイクリングをしない人にも楽しみを感じてもらえたのではないか。県北地区のコースを生かすEバイクの可能性を強く感じた」と話した。

試走会に参加した常陸太田市企画課の畠山卓也課長は「皆さんと楽しく走れた。市内にサイクリングに訪れる人が増えているので、県や周辺自治体と連携して広いエリアでサイクルツーリズムを推進できれば」と期待。リンケージサイクリングの田代恭崇代表は「交通量や景観、ご飯がおいしいなどサイクリストが楽しめる要素がそろっている。サイクリストを受け入れる環境整備を進めてもらえれば」と話した。

試走会は前日の17日に大子町内の約30キロのコースでも行われた。同協議会では試走会の内容も検証しながら、次につながる情報発信や誘客方法などを検討していく。(飯田勉)




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