新型肺炎 県内催し中止広がる 自治体、感染リスク回避:茨城新聞

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2020年2月22日(土)
新型肺炎 県内催し中止広がる 自治体、感染リスク回避

新型コロナウイルスによる肺炎拡大の影響で、感染リスクを避けるため、県内で不特定多数の人が集まるイベントを中止する動きが広がっている。21日は、3月末までに参加100人以上の催しが約200件ある水戸市が独自の対応方針を固めたほか、鹿嶋や取手など各市が主催事業などの中止を相次いで発表した。

水戸市は、市が主催する催しについて基本的な対応方針を固めた。不特定多数が集まる屋内イベントや、多くの高齢者の参加が見込まれる屋外イベントを「中止または延期」とした。開催する場合でも手洗い推奨や消毒薬設置、参加人数の縮小検討などを行う。

市保健福祉部によると、参加100人以上の市主催・共催行事は3月末までに約200件。うち2件の高齢者向け研修会で中止が決まっている。水戸の梅まつり関連は「消毒薬設置などの対応を取った上で、今週末の予定は変更せずに行う」(市観光課)とした。

県内各市は、催しの中止を相次いで発表した。鹿嶋市は、市男女共同参画フォーラム2020(23日)や東京五輪ボランティア研修(29日、3月1日)など主催6行事を中止・延期する。取手市は、第5回健康まつり(22日)や全ての公民館まつり(同日〜3月8日)などを中止とした。古河市も市消防春季点検式(23日)を、下妻市も市民団体主催のしもつま環境カルタ大会(同日)を中止することを決めた。

県警も同様に、音楽隊の第41回定期演奏会「おまわりさんのコンサート」(22日)と、県警察学校で行うオープンキャンパス(24日)を中止。定期演奏会には定員1350人を大幅に超す4千人以上の申し込みがあったが、当選者には電話で中止を知らせる。同隊の担当者は「お客さんから『今年はやっと当たったのに』との声を聞くと非常に心苦しいが、現在の情勢を鑑みて中止を決定した」と話した。(前島智仁、海老沢裕太郎)

■卒業式の対応例示 県教委
県教委は21日、卒業式を間近に控えた県立高と特別支援学校など計124校に対し、メールで感染予防に向けた具体的な式典の対応例を示した。

式典について「多くの方が長時間1カ所に集まることを避ける」とし、具体例として(1)卒業生と保護者のみ出席(2)各教室で放送などで行う(3)挨拶を短くするなど簡略化-の3点を示した。

在校生は教室での参加など「柔軟に対応する」とし、保護者は生徒1人につき参加1人に絞るなど協力を依頼することを示した。会場入り口に消毒液を設置し、換気を十分に行うことなども求めた。

柴原宏一教育長は定例記者会見で「各学校によって状況は違うと思うので、参考にして決めてほしい」と話した。

■日比児童交流事業が中止 桜川市
感染拡大の影響で、桜川市と友好交流都市フィリピン・バコール市の小学生交流が中止になったことが21日、分かった。同国政府が日本への渡航を許可しなかった。17日、バコール市側から市教委に連絡があった。

交流はバコール市側の小学生ら16人が29日〜3月3日まで訪問し、岩瀬小と雨引小、桃山学園の児童と交流、真壁のひなまつりのひな流し(同1日)にも参加する予定だった。3校の児童は昼休みの時間にバコール市の児童とネットを通して交流している。市学校教育課は「中止は残念」と話した。 (冨岡良一)

■さくらマラソンも
桜川市は21日、3月8日に同市岩瀬の岩瀬体育館「ラスカ」周辺のコースで開催予定だった「第15回桜川市さくらマラソン」を中止すると発表した。

市スポーツ振興課によると、大会は、一般や高校生、小中学生、親子などの各部門に2027組と2536人が参加登録していた。参加費は返金しない。参加賞は後日郵送する。




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