「元気で戻ってきて」 筑西・鬼怒川 親子らサケ稚魚放流:茨城新聞

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2020年2月24日(月)
「元気で戻ってきて」 筑西・鬼怒川 親子らサケ稚魚放流


【写真説明】
鬼怒川に直結する水路でサケの稚魚を放流する子どもたち=筑西市女方



自然の川の豊かさを子どもたちに感じてもらおうと、サケの稚魚放流会が23日、筑西市女方の鬼怒川河川敷で開かれ、親子連れなど市民約300人が参加した。子どもたちは「バイバイ」「元気でな」などと声を掛けた上で、バケツに入れたサケの稚魚を川に直結する水路へ放流した。鬼怒小貝漁業協同組合(同所)が主催した。

鬼怒川は、国内の自然のサケが遡上(そじょう)する南限の河川とされる。同漁協は昨年11月に鬼怒川で捕獲したサケから採卵、ふ化させた稚魚約2万5千匹を放流した。放流された稚魚は川から海へ下り、約3〜5年後に成魚となり産卵と受精のため川をさかのぼって戻ってくる。戻る稚魚は100匹のうち約2〜3匹という。放流数は昨年の約20万匹から大幅に減少した。台風の影響で川が増水したために漁網を張る時期が遅れ、サケ捕獲数が例年の約10分の1まで減少したことなどが原因という。

会場では、市民団体「鬼怒川を愛する会」などの協力により、豚汁の無料提供なども実施された。筑西市の須藤茂市長、下妻市の菊池博市長も駆け付けた。

祖母の吉沢貴美子さん=筑西市小川=と一緒に参加した小学4年生、木内優那さん(10)=千葉県成田市=は「楽しかった。放流の時、元気で戻ってきてね、と声を掛けた。あの小さな稚魚が大きく育つのはすごい」と感想を話した。同漁協の宮田芳男代表理事組合長(72)は「稚魚放流を通して命の大切さを学び、川に親しんでほしい」と期待を込めた。(冨岡良一)




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