映画「ある町の高い煙突」ゆかりの地、出演者らと巡る 煙害克服、日立の歴史に触れる:茨城新聞

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2020年2月27日(木)
映画「ある町の高い煙突」ゆかりの地、出演者らと巡る 煙害克服、日立の歴史に触れる


【写真説明】
映画「ある町の高い煙突」の出演者と一緒に御岩神社を見学する参加者=日立市入四間町



日立市を舞台とした映画「ある町の高い煙突」ゆかりの地を出演俳優らと巡るバスツアーが22日に行われ、ファンなど39人が参加し、作品の世界に浸った。

映画の原作は直木賞作家・新田次郎の同名の小説。1900年代初頭、日立鉱山の煙害を巡り、鉱山側と農民側が忍耐強く交渉し、大煙突を建設するまでの実話を描いた。

ツアーは昨年の映画公開を機に現地へと足を運び、感動を共有してもらおうと市が開催。同映画に出演した主人公・関根三郎役の井手麻渡さんと農民・平林孫作役の城之内正明さんが同行し、撮影秘話などを披露した。

同市宮田町の大煙突展望スペース(JX金属駐車場)をはじめ、同鉱山の福利厚生施設として造られた旧共楽館(日立武道館)、歴史的資料を展示する日鉱記念館、新田次郎文学碑と大煙突記念碑などを見て回った。

主人公のモデルとなった関右馬允が生まれ育った同市入四間町にある「御岩神社」では、みこがパワースポットとして人気を集める同神社の由緒や三本杉、楼門、拝殿などの特徴を紹介した。

昨年、ふるさと日立大使に任命された井手さんは大煙突の史実について「改めてすごいと実感する。日立は人がとても温かく、魅力がたくさんある」とし、城之内さんは「映画を通じて日立のシンボルを多くの子どもたちに伝えたい」と話した。

夫婦で参加した同市小木津町の樫村香織さん(52)は「市の成り立ちや煙害克服の物語に感動し、現地を見たいと思った。撮影の裏側も聞けて満足」と笑顔を見せた。




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