コスモス薬品が茨城県内初進出 5店舗計画、競争激化:茨城新聞

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2020年3月18日(水)
コスモス薬品が茨城県内初進出 5店舗計画、競争激化


【写真説明】
県内に初進出するコスモス薬品の店舗=佐賀県内



九州を地盤とするドラッグストア大手のコスモス薬品(福岡市、横山英昭社長)が茨城県内に初進出する。ドラッグストア業界はコンビニエンスストアに迫る7兆円市場に拡大し、食品スーパーなど他業態との価格競争も激化する一方。県内のドラッグストア数も増加が続き、業界3位の本県進出で販売競争がさらに激しくなりそうだ。

コスモス薬品は4月以降に龍ケ崎市藤ケ丘1丁目の「コスモス龍ケ崎店」(仮称)、5月以降に取手市ゆめみ野4丁目の「コスモスゆめみ野店」(同)、水戸市堀町に「ドラッグコスモス堀町店」(同)、6月以降につくば市さくらの森の「コスモスさくらの森店」(同)など5店舗をオープンさせる計画だ。

同社は冷凍食品や日配品などの食品が過半数を占め、豊富な品ぞろえが強み。ポイント制度を設けず売値の安さで勝負する。「小商圏型メガドラッグストア」と銘打ち、九州から中部まで、一定の地域内に集中的に出店するドミナント戦略を進め、1044店舗(17日現在)を展開している。

2019年4月に関東に初進出し、現在都内に4店舗を出店。20年5月期に出店する本県、千葉、埼玉の計5店舗を皮切りに、得意の郊外ロードサイド型店舗の出店に乗り出す。

県内のドラッグストア数は、イオン傘下のウエルシアホールディングスが展開する「ウエルシア」の146店舗がトップ。「カワチ薬品」(栃木県小山市)が57店舗、ツルハホールディングスの「ツルハドラッグ」が46店舗(調剤専門の薬局くすりの福太郎を含む)と続く。

近年、県内への出店攻勢を強めるクスリのアオキ(石川県白山市)は17年10月に県内初出店し、34店舗まで増やした。同社のメインは郊外型店舗で、北関東への出店は得意分野とみる。出店は継続させる構えで、5店舗にとどまる調剤を設けた店舗も増やしたい考えだ。担当者は「ポイントでためた500円の割引券3枚で2000円を割り引くなど、今後もポイント制度を充実させていきたい」と話す。

北関東を地盤とするカワチ薬品は広大な駐車場を備えたメガ・ドラッグストアに調剤薬局を併設。小商圏型ストアにも対応しつつ、最近は店舗敷地内のテナント収入など不動産賃貸事業の強化を進めている。昨年には土浦市内の店舗に医療クリニックがオープンした。

18年にはJR水戸駅前の商業施設水戸オーパに初となる駅前商業施設内店舗「CAWACHI水戸オーパ店」を出店している。美容関連商品や医薬品の取り扱いが約8割を占め、駅を利用する学生や会社員の利用を見込む新業態だ。

ドラッグストア業界はマツモトキヨシホールディングス(千葉県松戸市)とココカラファイン(横浜市)が21年10月をめどに経営統合する。売上高は1兆円規模となり、ツルハホールディングスなどを抜いて業界トップになる。今後も大手同士の再編は続くのか。県内のドラッグストアの顔触れが変わっていくのか注目される。(大貫璃未)




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