【映画】
『トイ・ストーリー5』新たなライバル“タブレット”におびえるおもちゃたち――初映像&ポスター解禁

ディズニー&ピクサー最新作『トイ・ストーリー5』ポスター(C)2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.


 ディズニー&ピクサーの人気アニメーションシリーズ最新作『トイ・ストーリー5』(2026年夏、公開)の、映像とポスタービジュアルが世界一斉解禁された。



【動画】新キャラ“タブレットのリリーパッド”が登場



 映像には、おなじみのキャラクターたちが登場する。子ども部屋に届けられた箱を前に、レックスとスリンキー・ドッグはブルブル震え、目を覆い指の隙間から覗くフォーキーとカレン・ビバリー、恐ろしいモノを見たようなミスター・ポテトヘッドはすかさずミセス・ポテトヘッドの目をはぎ取り、ジェシーとブルズアイが怯えきっている表情を浮かべる。



 まるで30年前に『トイ・ストーリー』の冒頭で描かれた、【アンディの一番のお気に入りのカウボーイ人形・ウッディたちのいる子ども部屋に誕生日プレゼントとして届いた最新式のおもちゃ、バズ・ライトイヤーに恐怖するおもちゃたち】のシーンを思い出させるような演出だ。



 中に入っていたのは、現代の子どもたちにとって身近な存在となったタブレット端末。「やったー!うれしい!ありがとう!」と大興奮するボニーにタブレットは「こんにちは!わたしはリリーパッド。一緒にあそぼう!」と、とびきり明るい声で話しかける。



 そして、既存のおもちゃたちには、「おもちゃの時代は…もう終わり?」というコピーに象徴される現実が突きつけられる。ラストでは、ウッディとバズ・ライトイヤーが、リリーパッドという最新のテクノロジーに怯え、震えながら抱き合う姿も描かれている。



 監督と脚本を務めるのは、シリーズを通して物語を手がけてきたアンドリュー・スタントン。ピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサー、ピート・ドクターは「アンドリューはトイ・ストーリーのすべての作品で脚本を書いてきた天才。今回も強いテーマを持つ作品になる」と信頼を寄せる。



 『トイ・ストーリー』(1995年)がうまれて30年。シリーズを通して語ってきたことは「おもちゃは子どもたちのためにあるものだ」というテーマ。劇中で描かれるウッディとバズは対立する事も多いが、おもちゃにとって一番大切なことは、“子どものそばにいること”だと信じている点では一貫してきた。



 ピート・ドクターは、本作のテーマの一つを「トイ・ミーツ・テクノロジー(Toy Meets Tech)」と言い、「ウッディはボーと一緒に迷子のおもちゃたちを助けるために働いているし、バズとジェシーはボニーの部屋のリーダーで彼ら

は別々の所にいる。でもリリーパッドの登場で“本当に子どもに必要な事”について、おもちゃたちは対立するんだ。ウッディは助けを求められて戻ってくるんだけど、ウッディとバズは意見がいつも合うわけじゃない。これ以上ネタバレしたくないから、ここからの展開は言わないでおくね!」と最新作について明かしている。



 スタントン監督は「おもちゃたちはとても大変な状況に直面することになります。今の子どもたちは電子機器に夢中。おもちゃはかないません。テクノロジーがどこにでもある今の時代、おもちゃには、携帯、タブレットなど、強力なライバルがいるのです。『トイ・ストーリー5』では、彼らが今の時代にどう生きるかを描きたい」と、コメント。子どもたちが電子機器に夢中になる現代を背景に、“おもちゃ”の本当の役割とは何なのか、“おもちゃの存在意義”を改めて問う作品になりそうだ。



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