埼玉の医師射殺、控訴審でも否認

 2022年2月、送検のため埼玉県警東入間署を出る渡辺宏被告(左)
 2022年2月、送検のため埼玉県警東入間署を出る渡辺宏被告(左)


埼玉県ふじみ野市で2022年1月、在宅医療を行っていた医師を散弾銃で撃って射殺したとして、殺人などの罪に問われ、一審で無期懲役となった渡辺宏被告(69)の控訴審初公判が27日、東京高裁で開かれた。被告側は一審に続き、殺意はなかったと主張。検察側は控訴棄却を求め、即日結審した。被告は出廷しなかった。判決は3月11日。
弁護側は、被告が医師の胸に狙いを定めたり、殺傷力の高い散弾を使用したりしておらず、殺人や殺人未遂罪は成立しないと主張した。
23年12月の一審さいたま地裁の裁判員裁判判決は、至近距離から発射するなど、強固な殺意に基づいた犯行だと指摘した。
(共同)

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