仏大統領、グリーンランド訪問

【バンフ(カナダ西部)共同】フランスのマクロン大統領は15日、トランプ米大統領が領有に意欲を示すデンマーク自治領グリーンランドを訪問した。「欧州の誰もグリーンランドを売り物とも奪っていい物とも思っていない」と述べ、米国の動きをけん制。住民らから拍手が上がった。フランスメディアが伝えた。
マクロン氏は今回の訪問について「グリーンランドの主権に対するフランスと欧州連合(EU)の連帯を表明するためだ」と訴えた。グリーンランドに約6時間滞在した後、先進7カ国首脳会議(G7サミット)出席のためカナダ・カナナスキスに向かった。
(共同)